一瞬、どよとざわめいた英国庭園。
動揺の中心にいるのは、イギリス代表の宿舎から現れた一組の男女だった。
ネイビーを貴重としたタキシードに身を包み
黒い長髪を襟首で結った少年にエスコートされ、パーティー会場に姿を現したのは一人の少女。
ホルターネックのマーメイドドレスという大人っぽいデザインのドレスを少女は纏っているが、
南国の海を思わせる爽やかな水色が、そのドレスをどこか少女にとって歳相応な印象に変えている。
編みこみを交えつつ、中ほどで結われた山吹茶の長い髪が、更に少女の大人っぽさを更に引き立てているが、
夜風に揺れる柔らかな髪が女性らしさを表し、アップスタイルが与える勝気なイメージを中和していた。
――しかし、人々の動揺を生み出したのは、このペアの容姿うんぬん――ではあるのだが、服装うんぬんではなかった。
では、彼女たちの――いや、厳密には少女のなにが、人々の動揺を誘ったかと言えば――
「………」
「はい、なんでしょう?」
呆れ果てたような表情で、――少女の名を呼んだのは鬼道。
そして、そんな彼に返ってきたのは、この上なく穏やかで柔らかな――要はらしからぬ、を通り越して真逆の印象を与える――
――違和感満載の笑顔を浮かべたの返答だった。
変な話、画としては、今のに違和感などない。
だが、強烈な我の塊であるが、淑女――お淑やかな笑顔を浮かべている、という事実が、
強烈に違和感――いやもう不快感やら悪寒やらをかもし出すほどの不和を引き起こしていた。
「…営業 をやめろ」
「……………」
深いため息をつき、にその笑顔を――営業スマイルをやめろと言う鬼道。
その鬼道の物言いに対し、はしばらく笑顔のまま黙っていた――が、
不意にグーに握った拳を自分のわき腹にドスッと放つと、カクンと頭を下げ――
「――ふぅ…ご忠告ありがとう、有人さん」「…まだ引きずっているぞ」
――ふと顔を上げれば、の顔にはいつもの表情に切り替わっていた。
「…久々に見ると、鳥肌が凄いな」
「…私は自己嫌悪で倒れそうよ」
互いにため息をつきながら毒を吐きあうと鬼道。
イナズマジャパンメンバーの中では、唯一鬼道だけがの営業顔を知っており、尚且つそれに対する免疫もある。
なので、の営業 に対して無反応でいられる――はずだったのだが、
久々に目の前にしたそのギャップに、さすがの鬼道も堪え切れなかったようで――
――本人曰く、鳥肌が立って酷いことになっている、らしかった。
因みに、残りのイナズマジャパンメンバーは、未だにその多くが青ざめた表情で固まっている。
だが、それも当然だろう。つい数十分前にはわーわーと叫びながら淑女の「し」の字もない、
はしたない姿をさらしていた――というのに、次に現れたは完璧な淑女となっていたのだ。
この強烈なギャップを処理するとなれば、ちょっとやそっとの時間で埋められない――となれば、
ショックからの回復 に相応の時間がかかるのは、当然のことだった。
第148話
淑女は魔女
「――ところで、どうしてイギリス代表と日本代表の親善パーティーの場にアンタがいるの?」
場の空気が徐々に落ち着きを取り戻しはじめた頃、は自分の中に渦巻いていた自己嫌悪を振り払い、
自分の横――ここまで自分をエスコートしてくれた少年・アスの手を、ぎゅ〜うっと強く握り問う。
すると、アスは明るい笑顔で「そんなに私と離れたくないのですか?」とふざけたことを抜かす。
――ので、は無言で粉砕骨折するのではないかというレベルにぎゅぅうーっと手を握れば、
アスは「悪ふざけが過ぎました」と真っ青な顔に笑顔を浮かべて謝罪した。
アスの謝罪を受け、は不機嫌な表情を浮かべながらもアスの手を開放する。
それは「次はないぞ」という警告で、それをアスも重々承知しているようで、
握りつぶされかけた手をさすりながら、「簡単なことですよ」と切り出した。
「全ては――アナタに会うためです!あとついでにのドレス姿を見て見たいなーとっ」
「……………」
想定内――だが、「普通」の基準から見れば、全力全開で斜め上をかっ飛んでいるアスの答え。
らしい、と飲み込んでしまえば納得はできるが、の中にある疑問は解消されなかった。
先ほどまでの真っ青な表情どこへやら――
まるでその答えが何より正しいといった様子で、キラキラと上機嫌な笑顔を浮かべているアス。
あまりにも清々しいその笑顔に、逆にはイラッとしたが、そう何度も暴力でものを言っていては――こっちの身が持たない。
なので、は無遠慮にため息をついて――アスへの質問を改めた。
「アルゼンチン代表が、どうしてこの場にいるの」
一度改めておくが、このパーティーは2日後に試合を控えたイギリス代表と日本代表が、
試合の前に親睦を深めよう――という意図の下、催された親善パーティーだ。
当然、そのパーティーに参加できるのは、イギリス代表と日本代表――と、それに関わる人間だけ。
そこに他国のチームの関係者――ならまだしも、選手がいるなど不自然も不自然だろう。
――だというのに、の横に今いるこのアスは、アルゼンチン代表――ジ・エンパイアの一員。
しかも、「に会いたいから」なんていう道理の通らない理由でここにいると言うのだから――理解に苦しみ、思わず眉間にシワが寄る。
ただ、の疑問も尤も――と、アスも思っているらしく、
「簡単なことですよ」――と、また切り出したので、は軽く拳を握ってアスのセリフの続きを待った。
「私とエドガーは良きライバルでしてね。
それで一つ、二つ貸しがあった――上に、頼み込んで参加させてもらいましたっ」
ライバルに頼み込んだ――と言う割に、まったく以って不満げな色のないアス。
の記憶の中では、アスは中々に気位の高い性格――のはずなのだが、
他人に頭を下げる羽目になったというのに、何故だかそれを語るアスの表情はこの上なく満足げな笑顔。
一瞬、歳を経てかなり丸くなったのか――と、は思ったのだが――
「ふふっ、頭を下げた甲斐がありましたね。
のこんな――こんなレアな姿を見ることができたのですから…!」
「…………」
――どうやら単に、目的のために手段を選らばなかっただけのことらしい。
としては、目的を達成するためならプライドすら切り売りするという、そのアスの在り方については好感が持てる――のだが、
その目的が目的だけに、間違ってもはアスを肯定できなかった。
…いや、寧ろ全力で否定したいぐらいだ。お前の阿呆に自分まで巻き込んでくれるな――と。
――といっても、がその本心を今、アスに伝えることはない。
できない、わけではないのだが、今アスに反論だけをしたところで、
彼は斜め上をかっ飛んだ勝手な自己解釈での言葉を受け取り、
確実にこの状況をなおややこしい状況に――いや、更なるカオスへと追い込むだけ。
それを経験から学習しているだからこそ、この場は黙って残念な空気が薄れる時を待つしか、できることがないのだ。
「………、彼は?」
の内心を知ってか知らずか、鬼道はの隣にいるアルゼンチン代表が何者であるか紹介を求めてくる。
更に悪い方向に転がる可能性も否めない――が、このまま黙っているわけにもいかないし、
僅かな可能性であってもすがりたい心境だったは、小さくため息をつくと、
表情を落ち込んだものからやや迷惑そうなものに変え、改めてアスについて紹介しようと口を開いた。
「コイ――彼はアストル・サエンス。
アルゼンチン代表のジ・エンパイアの一員で――…昔の仲間よ」
「なんとも微妙な間が気になるところですが――」
に微妙な紹介をされながらも、それを差して気にした様子もなく、
アスはずいと鬼道たちの方へ一歩前に進み出る――と、
「私はかつてと共に高みを目指した者!
そして今は、ジ・エンパイアの花形ストライカー――アストル・サエンス!
『順風の黒金羊』の二つ名を持つ男の顔と名、是非とも覚えて帰りなさい!」
ドバーン!と、花火のエフェクトでも付いてきそうな勢いで、名乗る――ついでに肩書きまでを高らかに宣言したアス。
言っていることに、間違いはおそらくないのだが、それを言う場をアスは大きく間違えていた。
何度も言うようだが、イナズマジャパンが近く控えている試合の相手はアルゼンチン――ではなく、イギリス代表。
もちろん、アルゼンチン代表とはいずれ戦うことにはなる――が、今イナズマジャパンが覚えて帰らなくてはいけないのは、
アスではなく――エドガーなどをはじめとしたイギリス代表だ。――そこのところを間違えてもらっては困る。非常に困る――的に。
「覚えて帰らなくていいわよ。私の知り合いに頭のイタイ毛モジャがいたぐらいで結構」
「毛モジャ!?毛モジャとはなんですか!この繻子 の如き黒髪を毛モジャとは!
美しさを保つために多くの努力をしているというのに…!毛モジャ……毛モジャって…!!」
「……そんなに手入れが大変なら刈りなさいよ――黒金羊、なら」
「っ…!そんなっ………!」
「…?」
「スキンヘッドが好みなのですか!!?」
盛大に、盛大に的っ外れなことを言って寄越すアスに、思わずも身体のバランスを崩す 。
なにをどう解釈したら、がスキンヘッドを好んでいると思うのか――
明らかに、どう聞いても、アスの二つ名にかけた嫌味以外のなんでもないだろうに。
締めつけられるような頭の痛みにげんなりしながら、崩した体勢を立て直そうとが体に力を込める――と、
不意に「どうぞ」と言う声と共に、白いタキシードにジェードグリーンの長髪が映える少年――エドガーが、に手を差し伸べてきた。
一瞬、のプライドがエドガーの手をとることを拒絶――しがた、
ここでそんなことをしては、イナズマジャパンの一員として色々と問題があるので、
ここはぐっと堪えては「ありがとうございます」と言ってエドガーの手を借り、体勢を整えた。
「――アス、一度落ち着きなさい」
「エドガー……そう…ですね。…一度、落ち着きましょう…」
アス曰く、ライバル――だというエドガーに「落ち着け」と言われ、
アスは彼の言葉にならうように、深呼吸を繰り返し、落ち着きを取り戻そう――と、したのだが、
「…ええ、そうです。そうですともっ。がスキンヘッドを好むはずがありませんっ。ねっ、!」
落ち着いた――ところで、アスという人間の思考回路までが、「正常 」になるわけではなかった。
結局、にかかったセリフは斜め上――さすがのも、もうこのアスのノリに突っ込む気力すら失せてしまし、
やり過ごすかのように苦笑いを浮かべて「ええ…」と力なくアスの言葉を肯定した。
の肯定――スキンヘッドは好みではないというの答えを受け、なぜか「そうでしょう、そうでしょう」と上機嫌になるアス。
その上機嫌のまま、わちょわちょと絡んでくるかと思われた――が、
不意に背筋を走った悪寒に、慌ててが後ろに視線を向けてみれば――
「(ああー…アリエルさん、現役でお目付け役なのね……)」
パーティー会場のだいーぶ隅に、ひっそりと佇んでいるのはメイド服姿の中年の女性。
その女性の視線がグサリと、突き刺さっているのは――アスの背中。
彼女の視線はアスに対して強力な抑止力を持っているようで、
先ほどまで浮ついていた空気は一転し、アスがまとう雰囲気が一気にピシリと引き締まった。
さすがですね――と、敬意の念を込め、が女性――アスの教育係 であるアリエルに会釈をする。
すると、それに気づいたアリエルは、どこか申し訳なさそうに苦笑いを浮かべ、
カーテシー――ヨーロッパの女性のみが行うお辞儀で返してくれた。
アリエルのお辞儀を受け、ふとアスに視線を戻してみれば、ピシリと冷静さを取り戻した――その奥に、
僅かな恐れを忍ばせたアスは、顔に笑顔は浮かべているものの、自らに対して話しかけようとはしない。
おそらく、話しかけた時にはアリエルからの更に にきつい教育的指導が入るのだろう。…実に入って欲しいところだが。
アスの暴走が収まったことで、やっと落ち着きを取り戻しはじめた場の空気。
あまりにも怒涛過ぎた展開に、が安堵やら呆れやらが混じったため息を思わず付くと――
――不意に「ふふ…」という笑い声が聞こえた。
「ああ、気を悪くしないでください。彼に好かれる女性 というのも、大変だと思っただけですから」
穏やかな笑みを浮かべ、に対して弁明の言葉を向けるのは――エドガー。
ただ、謝罪を口にしている割に申し分けなさそうな色はなく、穏やかな笑みの奥には僅かに嘲笑の色があった。
…まぁ、あれだけのコント紛いのやり取りを繰り広げれば、笑われるのも当然といえば当然なのだろう――が、
どうにも、エドガーが笑ってるのは、やりとり ではない気が、にはした。
「いいえ、こちらの方こそ立場も弁えず騒いでしまって――申し訳ありません」
スッとが頭を下げれば、それにならうようにして、
アスもまた「申し訳ありません」と謝罪の言葉を口にして、エドガーに対して頭を下げる。
それから少しの間をおいてが顔を上げれば、たちを見るエドガー――そしてイギリス代表の顔には、驚きの色が浮かんでいた。
しかし、それも長く浮かんでいるものではなく、
ものの数秒で――エドガーはその端正な顔に、余裕を湛えた優雅な笑みを浮かべ、口を開いた。
「アナタが謝る事ではありません。どちらかと言えば、アナタは被害者ではないですか」
「いえ、彼の暴走を助長したのは私です――
――仲間の無礼は私の非礼と同じである以上、その非礼をお詫びするのは当然です」
エドガーのフォローに否定を返し、は毅然とした態度で「仲間の非は我が非」と言い切った。
その在り方 は多くの仲間 を率いる一端の――いや、一流のキャプテンの在り方 に、勝るとも劣らない。
そしてそれは――同じく一流と呼ばれる者であれば、容易に理解るモノだった。
「……なるほど、認識を改めなくてはならないようですね。
まさか、アナタほどの指導者――いえ、統率者が、アジアに存在するとは」
「お褒めに預かり光栄――ですが、今一度考えを改めていただきたい。
イナズマジャパン が自らの力で世界 と同じ舞台に立つ権利を勝ち取り、ここにいるのだと」
そう言ったから失せるのは――熱。
それは興味を失った――とすらいえるほど、極端な変化だった。
己の非を認めた言葉 には宿っていた意思。
しかし、エドガーに対してイナズマジャパンに対する認識を改めるように言ったの言葉には、意思と呼べるものは宿っていなかった。
ただ、役目に因る義務として言っておかなくてはならなかっただけ――言わずとも、そう言っているようなものだった。
我を潜め、イナズマジャパンの実力を肯定した。
それに対してエドガーは一瞬、きょとんとした表情を見せた――が、すぐにおかしそうに笑って「わかりました」と応えた。
「では、その様に認識を改めましょう――彼らは、自らの力だけで世界の舞台に立っている、と」
余裕に満ちた表情で、イナズマジャパンが自らの力だけ で、
世界の強豪 たちとしのぎを削る戦いの場に立っていることを認めると言ったエドガー。
しかし、その様に――の言ったとおり、と言ってはいるが、
彼はの言葉の含みを、自分の解釈で――余分に意図を汲み取っていた。
だが、それをは更に改めさせようとは思わなかった。
なぜなら、それは彼らの勝手な妄想――である以上、が感知するところではない。
それに、エドガーの言い分――彼らに欠けている部分 に対する指摘は、おそらく間違っていない。
――ただ、エドガーの解釈が間違ってはいない――としても、
その解釈に至る根本に理解が及べば――にとって、笑いを堪えることは困難なことだった。
「……なにか、おかしい事を言いましたか」
「いえ、まさか――エドガーさんの仰ったことは実に正しいです。
だからこそ、対戦相手 が 理解しているというのが、おかしくて」
「なるほど――ではソレ を、アナタは彼らに教授しないのですか?」
「世界と自分たちの実力差をわかっていない、今の彼らにとっては――重荷でしかありませんから」
イナズマジャパンの不足を、次の対戦相手 の前で、さも当然といった様子で認めた。
そんなに注がれるのは、イナズマジャパンの不満や憤りの視線と、
ナイツオブクイーンの嘲笑とも奇異とも取れる視線――のはずなのだが、イナズマジャパンの不利を口にしながらも、
自信に満ちた表情を浮かべるに、彼らの視線はまったく別の色を宿していた。
言っていることと態度が合致しないに翻弄され、戸惑っているような表情――の中に、僅かな希望の色を宿したイナズマジャパン。
対してナイツオブクイーンは、自分の立場も弁えず、自分たちを侮るような態度を見せたに対し、強い非難の視線を向ける――が、
それを受けてもまったく表情を歪めることのないに対し、毛の先ほど――ながらも、畏怖の色を覗かせていた。
ただそれも――エドガーに限っては、皆無だったが。
「彼らが、我々に勝利すると――お思いですか?」
「ええ、もちろん」
仮面 で感情を隠し、何事もなかったかのように問う騎士 に、
は自分の感情を、意思を一切隠すことなく肯定を――イナズマジャパンがナイツオブクイーンに勝利する、と答えを返す。
すると、ふとエドガーは嘲笑の色を隠さない笑みを一瞬だけ浮かべ――
「では、勝負をしましょう」
――と、に勝るとも劣らない自信を持った様子で、勝負を持ちかけてきた。
エドガーが提示した勝負の内容は、両チームのキャプテン同士によるPK一本勝負。
エースストライカーであるエドガーと、正GKである円堂――チームの代表同士の対決を提案してきたエドガーに対し、
は円堂 の意思を確かめることもせず、二つ返事でエドガーの提案を――笑顔で受け入れていた。
「おい…っ、……!」
「オイオイ、止めるのは野暮ってもんだぜ鬼道クン?せっかくの余興だ。楽しませてもらおうぜ?」
雲行きの怪しくなった親善パーティー――に、その原因中の原因であるに対し、
鬼道が咎めるように彼女の名を呼ぶ――が、それを不動が制し、なおかつを肯定する――
――いや、エドガーに対して挑発するようなセリフを投げた。
不動の挑発的な発言を受け、ナイツオブクイーンメンバーは隠し切れない敵意の色を僅かに不動に向けていた――が、
エドガーはまったく不動の言動など気にした様子もなく――
「ふふ、余興――ですか。
そうですね、パーティーの主催者として、ゲストを楽しませることもまた礼儀――ですからね」
――そう言い、両キャプテンのPK対決の準備に取り掛かるよう、円堂を促すのだった。
■あとがき
こんな、展開になるだなんて誰が予想しただろうか…。いや、男装予定した時点でこの展開はありましたか…。
夢主は微妙に紳士的イギリス人を嫌煙しているところがあるので、最初からエドガーにもあまり好感持ってません。
たぶん、この2人は実力を認めあえても、人間的には相容れない気がします。