こんにちは、です。屋上は今日もいい天気です。
午後の社会は既にエスケープすることに決めておいた。だってショウカク先生はあんまり怖くないから。
「……」
さて問題はお昼ご飯。
目の前にあるのは今日の弁当。もちろん自分が作った。
栄養のバランスとかも考えて毎日工夫しているつもり。だけど。
「……はぁ」
仕方なく箸を持って、卵焼きを取り出して口に運ぶ。うん、我ながらおいしい。だけど。
『何ショゲてんだよ』
闘神機から顔をだしてニヤニヤと笑っているこの式神、がたまに憎たらしい。
食べなくてもいい、っていうからうらやましいよなあ。
「給食」
『は?』
オレの突然の言葉に素っ頓狂な声を上げた。
「給食が食べたい」
そう、今一番食べたいもの。
〜懐かしいな給食の味〜
「ということでもう一度給食が食べたい」
とちょっと焦げた野菜炒めを頬張りながら。
「給食のポークカレー、すっごくおいしかったなあ…あの味どうやっても家で作れなくてさあー」
『誰に言うんだよ、そんなこと』
「……」
そういえば、考えてなかったなあ。
と頭の隅で考えながら少しずつ箸を進める。
「料理部、とか、料理が得意そうな人、とか…食堂のおばちゃんに頼んでみようかな」
『食堂、ってお前、キョーシがいるのも考えて言ってんのか?』
「…そうだよなあ」
教師がいるのに勝手に頼んでしまえばマガホシの刑どころではないだろうし。
いろんな人に迷惑をかけるだろうし。
かといってクラスには頼る人もいないし…。
部活も委員会も微妙な所…。
「困ったなあ…」
『ま、あきらめるこったな!』
「そうだよなあー…」
「おい、!」
あ、君だ。そういや最近部活行くの忘れてた。
「ショウカクセンセーが早く来いだってよ」
「はーい」
「あと、今日部活のミーティングあるから絶対来いよな!」
「はーい」
今日の反省。
給食は当分食べられそうにないです。残念だなあ。
「遅れてすみませんでぇっ!!!」
教室に入ってとたん3本のチョークが頭にクリーンヒットしました。
あとがき
わけの分からない話で、大変申し訳ありませんでした。
ゆ、夢って難しいですね…orz
給食が食べられなくなってから給食のありがたみに気づきました。
松本さんよりビャクヤさんをお借りしました。ありがとうございます。