どうゆうわけやらツイステッドワンダーランドに落ちてしまった少女。 実家の管理する神社で巫女を務めており、その関係からか魔法うんぬんに対する適応が超早かった。
元の世界においてはいいトコのお嬢様であったことに加え、大社の神職の最高位にあったため、 年若いながらも一端の統率者として既に成立している――…というか、ナチュラルボーン統率者。
男子校ということで、容姿については胸も尻も潰してキッチリと「男装」している。 が、言葉遣いや所作についてはあえて気にしていないため、女性的しなやかさが一切隠れていない。
華道家の父とファッションデザイナーの母を持つ、日本屈指の芸能一族当主の孫――ただめっちゃ居るうちの一人。 超特殊な家系かつ家庭環境(神隠しによる義兄の失踪、実弟の虚弱体質、母親の強制仕事同行)にあったため、 教育機関に席はあったものの、実際に通ったためしはこれまでに一度もない。 ただ、家庭教師+自学で義務教育(+高等教育)における一般教養は既に修めている。 一族内の権力争いに巻き込まれる形で、誘拐事件の当事者になったことが何度もある。 ただ夢主自身に害が及んだレベルは3回で、文字通りに誘拐されたのは一度だけ。 (その際に夢主を救出したのが義兄・澪一で、 彼が夢主を助けるために過剰防衛を犯しそうになったことが、夢主の防衛意識に強い影響を与えている)
家の方針から、俗に言う「花嫁修業」的なモノは全て修めている。 ただ、食道楽故に料理、母親の職業的に服飾、家業的に技芸・作法は、今でも修行中。 母親の影響でまぁまぁのゲーマー。ただ、気に入ったゲームにしか手を出さないタイプ。 オンラインゲーム上で家族会議を開いては、次回イベントについてあれこれ相談していたりした。
過去に「神隠し」によって義兄・澪一を失っている――が、ツイステッドワンダーランドにて再会を果たした。
自分ルールで生きている、服を着た自己中――もとい、傲慢と強欲の権化。またの名を矜持オバケ。 根に人好きの気を持つものの、スパルタ指導者でもあるため、お世辞にも性格がよろしいとは言えも思われもしない。 しかし性格は悪くとも、人好きが幸いして悪人と思われることは極めて少ない。
黙っていれば品のいいお嬢さん――だが、地の部分が出ると腹黒さが滲むため近寄り難い。 小利口が故に常に立ち位置の見極めに余念がなく、そのため被る皮がネコではなくライオン級の分厚さになっている。 ライオン級の分厚い皮(猫)を被りながら、虎視眈々と機を伺う――ロールキャベツ策士。
自分の才能、そして実力に関しては、努力の上に成った実績故に絶対的な自信を持っている。 が、統率者としての「判断」に関しては(欲深く利己的な性格を自覚しているため)やや自信がない。 自身が信頼する逸材の信頼を受けることで自身の判断に自信を深める――という、仲間の存在に依存した一面がある。
女性特有の身体的特徴は(物理で)潰しているものの、所作については大体プレーン。 本人曰く「男子校に男装で通うなんてフィクションの話じゃないですか〜」で乗り切るつもり、とのこと。 現在の自身の身長を「足りない」と感じており、それを他人に指摘されると怒りの沸点が下がる。
因みに【劇場制服】に限ってのみ、(公式主の物も同様に)装飾品に認識阻害の魔法が施されている。 これにより、装備者の存在の定義があやふやとなり、「理解」のない人間(or高魔力抵抗力持ち)以外には、 装備者の「個人」が認識できなってしまう――という現象によって、色々を誤魔化している。
寮服に付属(?)しているストールは、魔力を通すことによって伸縮自在に伸び縮みする魔法のストール。 何気に劇場制服の一部にも、同じ素材が使用されている。 TWLで迎えた誕生日に、義兄から魔法(石)の(埋め込まれた)鉄扇を贈られている。 並――以上の(某第二王子のユニ)魔法でも打ち消す、灰魔師団(というかヴォルス)の技術の粋を結集したトンデモ魔法装備。 が、現状夢主はまったく使いこなせていない――というか持て余しまくっている。
魔力の対極にある(らしい)気力(生命力)の扱いを修めた、合気鉄扇術(日本武術)の使い手。 某師匠の薦めで護身術として習い始めた――はずなのだが、適性がありすぎたようで、 今では成人男性であろうと素人であれば容易に投げ飛ばすまでに研鑽を積んだ柔の猛者。 (ただ身近に規格外つわものが複数いたため、自身の実力に対し謙虚――というか基準がぶっ壊れ気味) 気の力によって、(魂に直接、力を打ち込む的な原理で)霊体であるゴーストたちへの打撃が可能となっている。 火事場の馬鹿力的なことで、気功波的なモノを体得した――が、我流のため致命的に燃費が悪い。
元の世界では、双子の弟と共に一族が管理する神社で「姫巫女」と呼ばれる役職についており、 シャーマニズムに半身浸かってる極東におけるオカルト――というよりガチ神秘世界の住人。 それ故幼い頃から(現代に馴染んだ)そういう存在に囲まれて育ったため、超常の存在に対して強免疫を持つ。 祝詞や神楽の奉納による穢れ払い、および加護の取得・付与の(儀式の核としての)技能を持つ―― ――が、サブカル的イメージの現実(物理)的な「術」は一切使用できないため、 (知り合いにガチ陰陽師がいることもあり)自分が裏側の人間であるという認識はだいぶ薄め。
ワースの出前授業+ジェームズの実技指導によって、(二章開始あたりから)魔法が使えるようになっている。 実践魔法などの授業は特に難なくこなしているが、どういうわけか飛行術だけは落ちこぼれレベル。
獣神と契約を結ぶ神子。ぶっちゃけ巫女としてよりも神子としての自覚の方が強い。 TWLへ落ちた際、元々結んでいた契約が抹消された(当人談)らしく、現在は白獅子ノ神(ノイ)と契約を結んでいる。 元の世界では幼少期に自ら選んだ麒麟ノ神と契約を結んでいた。