澪理 : はぁ〜……酷い目にあった…。
九郎 : だ、大丈夫…?
澪理 : まったくもって大丈夫じゃないわよ。
      体は羽のように軽いんだけど――フッラフラする。(←荷重はなくなったが、体力もなくなった)
望 : 澪理ー、おんぶしようかー?
澪理 : ………………結構です(←ものすんごい複雑な表情)
風丸 : …ところで、彼女は大丈夫なのか?(←九郎におぶられて眠っているステラを見ながら)
九郎 : あ、うん。スタミナ切れで寝てるだけだから大丈夫だよ。
      …ただ、いつまで眠ったままかわからないけど……(苦笑)
風丸 : …スピードは凄いんだけどな(苦笑)
ヒロト : …素朴な疑問なんだけど…彼女、フルタイム試合に出られるのかい?
澪理 : かなり動きを制限すれば可能だと思うけど…
      実践的ではないないわね――ステラの個性が死ぬから。
鬼道 : …なら、端からハーフを前提に試合に出すのか?
澪理 : いや、全力ならハーフのハーフ。
鬼道 : そ、れ…は……本人、楽しいのか?(滝汗)
澪理 : 楽しいんじゃないの?
      短時間しか試合に出られなくても、こうしてサッカーに関わり続けてるんだから。
鬼道 : …だといい――

 

しょーげきえーぞー。

 

 

 

 

 

松本 : 競技終了ー!!

 

− 一足先に別エリアにて行われていたのは、
サッカーボールをポールの先に設置されたカゴに入れる第四種目「球入れ」。
しかし、競技終了間際にクセモノイレブン側の篭のポールにボールが直撃し―― −

 

松本 : ただいまの結果!
      イナズマジャパン一個以上!クセモノイレブン0個!よってイナズマジャパンの勝利!
全員 : …………。

 

 

 

− しばし静寂に包まれる会場。 −

 

 

 

澪理 : っ…!明那ァあああ!!!(激憤)
明那 : がふっ!(←澪理のアッパーがクリーンヒット)
虎丸 : ちぇーっ。せっかくいい勝負だったのに…。
豪炎寺 : ハンデは貰ってではあったが…勝てそう、だったんだがな(苦笑)
小暮 : …結構なハンデ…でしたけどね……(汗)

 

− イナズマジャパン6名に対して、クセモノイレブンは3名で競技に参加。
加えて―― −

 

真斗 : …………。
泰河 : ――ま、アキ兄サマサマじゃねーのか?(嘲笑)
      あのまま球数えたところで――あでっ!(←真斗にグーパンチされる)
真斗 : 黙れ!!大体貴様が足を引っ張っていたんだろうがッ!!
      ボールを入れられないどころか、俺たちのプレーまで邪魔しおって!!
泰河 : てめっ?!殴ることねーだろ!?
真斗 : うるさい!黙れ!!
      ここで貴様を殴り倒さなければ――俺の気が治まらんッ!!
泰河 : おーおーおー、随分と自分勝手な言い分だなオイ。
      そーゆーことなら――いや、そういう事じゃなくても、てめぇに殴り倒される気はねーよっ(怒笑)
真斗 : ハッ――知ったことか。

 

− 殴り合いの喧嘩をはじめる真斗と泰河。
因みに澪理は、明那の胸倉を掴んで怒涛の勢いで愚痴を吐き倒している。 −

 

九郎 : あわ…あわわわわわ………!!
吹雪 : うわー、カオスが混迷してきたねー。
鬼道 : …おい、これは一体誰が止めるんだ(滝汗)
松本 : 確定でここにいるメンツじゃーどうにもできな――あ、そういえば――

 

だって(霧美の)双子の兄だもの。

 

海慈 : はいはい、さっさと競技再開するよ〜?
3人 : はい……(青ざめ)
明那 : ( 助かったー(苦笑) )
松本 : ――先行で来てた海慈兄さんがおったね。
吹雪 : (先に霧美姉さんが怒るから)…滅多に海慈兄さんって怒らないけど――
      ――怒ると霧美姉さんより怖いんだよね……(遠い目)
望 : 怒ったときのプレッシャーが半端ないんだよなー。
吹雪 : トラウマものだよね。
望 : んー…っていうか記憶がない。
吹雪 : ……トラウマよりも悪い気がしないでもないね。
立向居 : ( 海慈さんにそんな一面があるなんて…。意外だった…(汗) )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第五種目 : 大玉転がし

 

松本 : さーて、第三第四と終わって――
      ――お次は第五種目「大玉転がし」だー!!

 

− 松本のアナウンスにあわせて、パッとライトに照らされるマ○オチックな巨大コース −

 

松本 : 障害物走と同様、色々と仕掛けが仕込まれたコースを、直径約2mの大玉を転がしながら進み――
      コース終盤で、ゴール傍にあるカップへ先に大玉を入れたチームの勝利となりまーす!
      因みに、ゴール前は急な坂になっておりまして――
      ゴール前に待機しているメンバーが大玉を止めてカップに入れる形式になりまーす。

 

コース図解(一部端折ってます)。

 

円堂 : よーし!ここは俺の出番だな!
綱海 : 最後は頼むぜ円堂!俺たちが超特急で運んでやるからよ!
鬼道 : …いや待て、あまり急ぎすぎても困るぞ。
綱海 : ? なんでだよ??
鬼道 : 焦って運んで、その勢いのままボールを坂から落としてみろ、
      かなりの勢いが付いた状態では、円堂でも止められるかわからないだろう。
綱海 : そうかぁ?円堂なら大丈夫だって!
立向居 : つ、綱海さん…!相手は2mもあるボールなんですから…!
       仮に止められても、その反動で円堂さんが怪我なんてしたら大変じゃないですかっ。
綱海 : うーむ…。確かにそれはそうだな。
      このあと決勝戦も控えてんだ、円堂に怪我させるわけにはいかねーよな。
円堂 : なに言ってんだよ!俺はだ――むぐっ。(←風丸に口を押さえられる)
風丸 : 綱海が納得したんだからお前は黙ってろっ。

 

− 一方、クセモノイレブンは―― −

 

澪理 : さーて、このメンバーでどーしたもんか…。
      海慈、幸虎は確定として……うーん…(←消耗したメンバーを眺めながら)
勇 : ――俺が行く。(←気配なく登場)
澪理 : ッ――!!!
九郎 : え?アレ?!い、勇兄?!どっ、え?お、大食いとが、学力テストは!?
勇 : 大食いは壁山がオム山を完食して負けた。
    テストの方はもう解き終わったから――こっちの応援に来た。

 

不動はまだ競技中。壁山は休憩中。

 

 

 

 

 

海慈 : …食べた直後で大丈夫か?(苦笑)
勇 : ……………大丈夫ということにしておく。
九郎 : ぇええっ?!そ、そんなテキトーでいいの?!絶対おなか痛くなるよ?!?
澪理 : …勇がいいって言ってるんだからいいんでしょ。
      それに、選り好みできるほど人員もいないんだから。
勇 : …さっき、驚かせたことへの腹いせもあるだろう。
澪理 : …っわかってやってるっていうのが一番腹立つのよォ…!!(←勇に掴みかかる――)
勇 : 職業病だ(←が、澪理の顔面を掴み、リーチ差を利用してのガード)
澪理 : ウギギギギギギ……!
幸虎 : お、落ち着けって澪理…(苦笑)
      まずは競技の選手だけでも決めよう?な?
松本 : よーし!じゃあ松本さんが独断と偏見で決めてしんぜよーぅっ!
      勇&泰河コンビと、幸虎&澪理コンビ!はい、決定!!
泰河 : ちょっと待て!いや、だいぶ待て!!
      なんでオレと幸兄がコンビじゃねーんだよっ?!このゴールデンタイガーコンビが!!
松本 : あ、コンビじゃなくてペアって言うべきだったか。
      このペアはだね、背負い背負われ――プレイヤーへのハンデなのだよ。
泰河 : ん?
澪理 : …要するに私と泰河は、負荷兼動作の抑止のハンデ扱いってことね。
松本 : そうそう、そういうこと。
      あ、因みに背負われてる人が地面に足ついたらアウトね。
幸虎 : その場で負けか?
松本 : それでもいいんだけども――最悪、勇どん一人でもどーにかなりそうじゃね?
澪理 : …本気出したらね。
彩芽 : 勇くーん!間違っても本気は出さないでねー?
勇 : …善処します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松本 : それでは!
      イナズマジャパンチーム!円堂守、綱海条介、土方雷電、飛鷹征矢、立向居勇気の5名!
      対クセモノイレブンチーム!源津海慈、堵火那勇&西倉泰河ペア、宇都宮幸虎&御麟澪理ペアの5名にて!
      大玉転がし――よーいドン!!
全員 : 急ッ!

 

− 急なスタートながら、両者一斉にスタート。
イナズマジャパンチームのスタートが早く、若干優勢。 −

 

綱海 : よーしっ!このままゴール一直線だぜ!
立向居 : え、ちょ…綱海さん?!
土方 : 綱海ー、鬼道に言われたこと忘れたのかー。
綱海 : あ――わりぃわりぃ(笑)
飛鷹 : ( こんな調子で大丈夫なのか…?(汗) )
松本 : 直線50mを走り抜けた選手と大玉をまず待ち構えるのは、デコボコの地面と大量の柱!
      好き勝手に動こうとするじゃじゃ馬大玉を手なずけ、スムーズに柱の壁を突破しましょーう!
土方 : じ、地面がデコボコなだけで結構コントロールできないもんだなぁ(苦笑)
立向居 : そ、そうですね。でも、ここは落ち着いて運んで――
綱海 : っだぁー!!イライラするー!!
      なぁ?!一気に俺のツナミブーストでぶっ飛ばさねーか!?
土方 : いやいやいやいや、それはさすがに無茶が過ぎるって(汗)
飛鷹 : ……立向居、先行して俺たちに方向を指示してくれ。
土方 : おっ、それはいい考えだな!ナイスアイディアだぜ飛鷹!
飛鷹 : …どうも。
綱海 : よっしゃ!じゃあ頼むぜ、立向居!
立向居 : は、はい!

 

− 立向居の先導で順調にコースを進んでいくイナズマジャパン。 −

 

泰河 : うんうん、思ったより馴染んでんじゃねーか、飛鷹のヤツ。
澪理 : ま、あれはメンバーのせいもあるけど、飛鷹が馴染み難いのは――
      ――そもそも、飛鷹が壁作ってるのが原因だし。
泰河 : まーまーそう言ってやんなって。飛鷹はいまどき珍しい硬派なんだよっ(←満足げ)
澪理 : ……かといって、それでチームの和を乱されちゃ、堪ったもんじゃないんだけどね。
泰河 : ハッ――その壁をぶち破ってやれねーのもどーだかなっ(←勝ち誇った顔)
澪理 : ……それに関しては、返す言葉ないわね。
幸虎 : ――…お前ら、俺たちに協力するつもりもないのか?(怒)
泰河 : えっ?!オレの先導が必要ッスか?!
勇 : いや、いらん。混乱する。
泰河 : そーッスよね!(←なぜかいい笑顔)
幸虎 : ――と、泰河はそれとして、お前はどーゆーつもりだ?
澪理 : 先の障害物走で肉体的にも精神的にも疲労困憊です――
      ――あー……揺れるし暖かいし………ねーむーいー。
幸虎 : はぁっ?!ちょ、澪理!オイ、おまっ…!
澪理 : …もういっそ寝てもよくない?どーせコース取りうんぬんは勇がやるんでしょ?
      だったら外野からワイワイ言うヤツいない方が混乱しなくていいじゃない。
泰河 : お前、能書きたれだから喋りだすと長々うるせーもんな。
幸虎 : それはともかく!澪理が寝たら俺に全体重かかるんだぞ――余計に重くなるだろっ?!
澪理 : ――――誰が…
      誰が太っただとォオオオオッ!!!!(←ひざかっくんからの――)

 

意外とこういう目に合いやすい幸虎。

※ 幸虎の上で技をかけているのでアウトにはならない。

 

幸虎 : ぎゃああああ!!!!
      全然元気じゃねえかぁあああ!!!(絶叫)
勇 : ――うむ。流れ、決まり具合、思い切り――100点満点。
泰河 : いや、勇兄。褒めるよりも澪理止めたって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松本 : デコボコ道を越えた選手たちを次に待ち構えるのは――
      せり上がる床!行く手を上もしくは横から阻む壁!もひとつオマケに――イカぽっぽ!
綱海 : イカ?!
土方 : イカぽっぽってイカでも降ってくんのか!?
松本 : あ、ゴメン。うっかり地元ローカルネタがでちゃったよ。
      こーゆーのってもう刷り込み式だからさー――まぁそれはそれとして、
      最後にピタゴラエリアがあるから最後まで気を抜いたらあかんぞー。
立向居 : ピタゴラエリア……ですか…?
土方 : たぶんアレだろ、ピタゴラスイッチ。
      …ただ、それがどう競技になるかは想像つかないけどよ(汗)
綱海 : まっ、考えてたってはじまらねーって!まずはそのピタゴラエリアだかまで急ごうぜ!
立向居 : はい!
土方 : おう!
飛鷹 : …うす。

 

− イナズマジャパン、一致団結して第2区間へ挑戦開始。 −

 

勇 : ――やっと、中間地点か。
泰河 : まぁ、玉運んでたの――勇兄だけだったし。
幸虎 : ……それ…俺の責任なのか……っ?
勇 : 一応、女子に「重い」――タブーを言ったわけだからな。
澪理 : べ、別に太ったわけじゃないのよ?!
      た、食べる量は確かに若干増えたけど…そ、その分毎朝ランニングしてるし、それ以外にも筋トレもちゃんとしてるし…!
      だ、だから脂肪が増えたんじゃなくて筋肉量が増えたの!これは余計な増量じゃなくて必要な増量なの!!(必死)
泰河 : …澪理って変なところで神経質だよな。
勇 : …いや、これはそれこそ子供の頃からのすり込みだ。
    「体のたるみは心のたるみ。たるみは慢心、たるみは己を律せぬ阿呆の所業――お前は阿呆に成り下がるのか」
    ――と、蒼介と霧美が澪理の枕元でステレオ暗示を。
泰河 : ………それもう刷り込みとか暗示っていうより呪いじゃね?
幸虎 : また…!また蒼介のヤツのしわ寄せ…!!
松本 : ちょっと、お前さんたち。増量とか呪いとか物騒なこと言ってないで先にお進みなさいな。
      イナズマジャパン結構先に進んじゃってますよ?
泰河 : なにィ!?こうしちゃいられねェ!勝負は勝ってナンボ!急ごうぜ!勇兄!
勇 : …完全に幸虎は戦力外か。
泰河 : いや、っつーか澪理が戦力外――っていうか、ハンデとかっていう騒ぎじゃないヤツ?
澪理 : これはたるみじゃないのよ…!これはたるみじゃ……!!ぅおおぉぉぉお………!
幸虎 : …もうなんというか呪いっていうか、トラウマっていうか……(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

− 一方その頃、順調にコースを進んでいるイナズマジャパンは―― −

 

綱海 : だんだんこの大玉転がすのにも慣れてきたな!
土方 : 俺たちの息もあってきたし、もう少しペース上げられそうだな!
飛鷹 : …焦らず、正しい道を示してくれ、立向居。
立向居 : は、はい!
綱海 : ――にしても、結構差が開いてんだな。
土方 : …まぁ、幸虎さんが半ば(御麟のせいで)戦力外だからな(汗)
綱海 : あれは見事なキャメルク――いや、あれ、キャメルクラッチか?
土方 : あー結構なんか違ったよな。
      まぁ、足を地面につけないからアレが御麟の限界だったんだろうけどな。
      …そう考えると意外と御麟って冷静だよな(汗)
綱海 : だな。
松本 : さぁ!そうこうしている間にも、イナズマジャパンがピタゴラエリア前へと到着!
      全員、十分な体力は残っているかなー?!
綱海 : おい、松本!ピタゴラエリアってなんなんだよ?
松本 : 文字通り――ピタゴラ装置が主役のエリアですよ!
      ただ、オリジナルと違って一部装置は電気使ってますけどねー。
      下から上に大玉を運ぶ設計なので致し方ないんですよー。
土方 : で、具体的にどうすんだよ?
松本 : まず、大玉を装置に入れる。

 

− 言われたとおりに大玉をピタゴラ装置に入れる綱海たち。
そして、それによって動き出すピタゴラ装置。 −

 

松本 : して、この間に綱海お兄やんたちは――そこの階段上って、装置から飛び出してくる大玉を全力で止める。
立向居 : え゛っ!
飛鷹 : …っ!悠長に説明聞いてる場合じゃなかったな…!
土方 : 急ぐぞ!!

 

− バタバタと階段を駆け上っていくイナズマジャパン。
――それから結構遅れてクセモノイレブン到着。 −

 

松本 : さぁ行け!
泰河 : 扱い雑っ!
松本 : だってこのカット、サイト観覧者いっぱんしちょうしゃさんには文章のみラジオほうそうだから面白くもないんともないんだもの。
      超次元放送の視聴者様にはおおむね好評のようですが。
勇 : 思い切りよくパクりだがな。
松本 : ぐほっ…!
澪理 : みたか、勇の言葉のボディーブロー!(←持ち直した)
松本 : ぐっ…!比較的どこのジャンルに行っても経験することだが――我が子の言葉がお母さんの胸を抉り倒すぅ…!
勇 : …どうでもいいから先に進むぞ。時間シャクの無駄だ。
松本 : 酷ぇ!!

 

− とっとと装置に大玉を突っ込んで階段を上がり始めるクセモノイレブン。 −

 

泰河 : …酷ぇのか、アレ?自分でココ面白くないからってはしょりたがってたくせによー。
澪理 : 天邪鬼かまってちゃんだから仕方ないわよ。
泰河 : うわー、超ウゼぇ。
松本 : それ!ナチュラルに暴言!!酷い!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

− クセモノイレブンが階段を上りきった頃―― −

 

立向居 : ――マジン・ザ・ハンドォ!!

 

− ピタゴラ装置から飛び出してきた大玉をマジン・ザ・ハンドを使って見事に止める立向居。 −

 

幸虎 : おおっ!!あれがオリジナルのマジン・ザ・ハンドか!
泰河 : すげぇ……!………けど、海慈兄のとは似ても似つかないッスね。
勇 : 言ってやるな、海慈が泣くぞ。
綱海 : よし!ナイスだ立向居!そんじゃ――先に行かせて貰うぜ!

 

− 立向居が止めた大玉を再度転がし、最終地点へと急ぐイナズマジャパン。
そして遂に最終区間である坂の前までやってきた。 −

 

綱海 : おお、おぅ…っ。こ、こりゃ確かに勢い任せじゃ落とせねーな(汗)
土方 : ああ、こいつは想像以上だわ(苦笑)
立向居 : で、でも!勢いつけずに落とせば、大丈夫ですよ!必ず円堂が止めてくれます!
綱海 : だな!ぅおーいえんどぉー!!準備はいいかぁ〜〜〜〜!!!
円堂 : おーう!任せとけー!!
綱海 : よっしゃあ!いく――
土方 : いやいや待て待て綱海(汗)あんまり気合入れるなって(苦笑)
綱海 : おぅっと、いけねーいけねーそうだった(笑)
      じゃ、ここは――立向居に任せたぜ!
立向居 : は、はい!
       ――円堂さん!行きます…っ!

 

− 坂の上から軽く大玉を押し出す立向居――だったが、
坂を転がる大玉は十分すぎるほどに勢いを増して円堂へと迫る! −

 

円堂 : 立向居たちが運んできてくれたこのボール――必ず俺が止める!!

 

− 深呼吸ひとつして、ゆっくりと構える円堂。
そして―― −

 

円堂 : ぅおおおぉぉ!!正義の――鉄拳ッ!!
全員 : ん?

 

※ FFIアジア予選突破前であるため、現在の円堂が習得している最も威力のある必殺GK技は正義の鉄拳ですが、
正義の鉄拳はキャッチとめる技ではなく、パンチングはじく技です。

 

第一種目「大食い」結果――イナズマジャパンの勝利!
第四種目「玉入れ」結果――イナズマジャパンの勝利!
第五種目「障害物競走」結果――クセモノイレブンの勝利!

現在の結果 : 四戦中、イナズマジャパン二勝、クセモノイレブン二勝