− アリーナ会場まで戻ってきた大玉転がし選手一同。 −
風丸・鬼道 : 円堂……!(←先に戻ってきていた)
円堂 : ぁ、う…(汗) ご、ゴメン…(滝汗)
豪炎寺 : ……円堂と立向居を逆転させるべき…だったかもな。
吹雪 : うーんそれはどうだろうね?
綱海くんたちがリードできたのって、立向居くんのコース取りが的確だったってこともあったと思うよ?
立向居 : そ、そんなことはっ……!
鬼道 : いや、立向居の先導は適格だった。自信を持っていい――
――が、円堂は今後、物事を少し考えてから行動してくれ。
円堂 : うん……。…ホント、みんなゴメンな…。
綱海 : なーに気にすんなって!まだ二勝二敗――同点だ!
それに、玉入れと大玉転がしはどっちもオウンゴールみたいなもんだったしな!
緑川 : …玉入れの方は「オウンゴール」って括られるのはちょっとアレなんだけなぁ(←不満げ)
ヒロト : まぁまぁ、ここは黙っておきなよ。
円堂くんの志気が下がるとチームの全体の士気が下がりかねないからね(苦笑)
小暮 : ――そーいえばさ、テストの方はどうなったんだ?
真斗 : 今、松本が大急ぎで採点中だ。
…だが、これの結果発表も、後々の方がいいだろうな(嘲笑)
小暮 : ………ホンット、アンタ性格悪いよな。
真斗 : 心外だな――お前たちのチームの士気を配慮してだというのに。
小暮 : ……そう躊躇なく言う辺りが性格悪いんだよっ(怒)
澪理 : ( 小暮ってある意味凄いわよね…。
真斗に悪口投げて暴力が返ってこないんだから… )
− 数分後 −
松本 : さて!会場設営――と、いう名のお昼の準備が出来たところで!
第六種目「お料理」の審査に入ってまいりたいと思いまーす!
さぁまずはイナズマジャパンから!料理のお題は「お弁当」!さてできばえはいかほどに!
− イナズマジャパンテーブルに広げられているのは、
種類別に綺麗に並べられたおにぎりと、綺麗に盛り付けられた彩り豊かなおかずの数々。 −
松本 : おふぅ…!!
そ、想像以上にイナズマジャパンマネージャー陣のお料理の腕はお高いと見えます…!
見てくださいこの綺麗なおにぎりたちを!そしてこの卵焼きも焦げ一つない綺麗な黄色!
揚げ物もどれも綺麗な狐色でカラッと上がっております!
つい、揚げ物などに惹かれて忘れがちな野菜類は、
煮物であったり和え物にしたりで、ついつい手を伸ばしたくなるよう工夫されております!
これは食べる相手へ対する思いやりが感じられる素晴らしいお弁当です!!
望 : おー松本がすんごい実況頑張ってる。
澪理 : でも春奈たちのお弁当の完成度の高さを半分も表現できてないわ(←蔑んだ表情)
松本 : ふぐっ…!じゃ、じゃあ御麟さん代わりに実況してよ!
澪理 : いいわ――
泰河 : やめとけ、やめとけ。コイツに語らせた丸一日語りだすぞ。
澪理 : …………(←あながち否定できない)
夏斗 : ――松本クーン、試食に移ってもいいかなー?
松本 : そですね、どうぞどうぞ。
夏斗 : では――いただきます。
− 黙々とおにぎりやおかずを食べていく会長サマ。 −
松本 : 会長サマ!お味はいかがでしょうか!
夏斗 : うん、とっても美味しいよ。個人的に、少し濃い目の味付けがとってもいいね。
味はもちろんだけど、栄養と彩りも両立されていて――
――お腹を満たす「お弁当」としては文句なし、なんだけど、
行楽を盛り上げる「お弁当」としては少しサプライズ感が足りないかな。
春奈 : …サプライズ……ですか??
夏斗 : 端的に言えば、キャラクター弁当――みたいな感じかな。
どちらかと言えば、日常の脱マンネリや相手を喜ばせるため(もしくはただの見栄)に作る人もいるけれど、
こういう行楽のときこそ――遊び心っていうのは大切だと、俺は思うんだ。
冬花 : …非日常を、より演出する……っということでしょうか…?
夏斗 : うん、そういう風に言ってもいいかな?
行楽におけるお弁当はそれがひとつのイベントだからね。
秋 : なるほど…。お弁当には、楽しませる要素も大事なんですねっ。
夏斗 : それも、相手に対する思いやりの形のひとつだからね。
松本 : はい!イナズマジャパンマネージャー陣のみなさん!ごちそうさまでした!
そいでは続いて――なな、なんか心なしか殺気立ってるクセモノイレブン…!(怯)
− いつの間にやら板前姿になった蒼介と、お膳を持った霧美と朔。
そして、会長サマが席に戻ると、霧美たちがお膳を会長の下へと運んでいき、
その傍ら、蒼介はどこからともなく生きた鯛を取り出し――見事な手際でさばきはじめる。 −
幸虎 : ( ぅええっ!?!嘘だろっ、蒼介のどこにこんな特技が…!! )
海慈 : ( 鍛えられたんだろうねぇ〜――秘書団の人たちに )
勇 : ( 会長の秘書は「万能」が必須――だからな。
…特に「もてなし」に関する知識・技能は徹底的に叩き込まれるらしい。 )
海慈 : ( ……あ、だから会長の秘書の話蹴ったの?? )
勇 : ( …うちはそもそも武官だからな )
海慈 : ( …単に会長さんにこき使われたくなかっただけじゃ? )
勇 : ( さあな(しれっ) )
− 蒼介が鯛をさばいている間、お膳の料理に舌鼓を打っていた会長の箸が、不意にぴたりと止まる。
なにかに納得したようなため息を会長はつくと―― −
夏斗 : ――味うっすー。
どしゃっ。
霧美 : ふふふ〜、味付けはかいちょさんの好みには合わせておへんからね〜。
そら、かいちょさんからしたら薄いやろねぇ。
夏斗 : 仕事モードだったら、「美味しい」評価だったんだけどねー――
――ま、俺からの評価が悪くとも、別の審査員からの評価で点を稼ごうって魂胆なんだろうけど?
蒼介 : ――…お待たせいたしました、鯛の活造りです。
− 一切表情を崩すことなく、会長サマの前に船盛りな鯛の活造りを出す蒼介。
そして、出された活造りに躊躇することなく箸を伸ばす会長サマ。 −
夏斗 : ――うん、普通(笑顔)
欲を言えばもう身が厚い方が俺は好きだなぁ。
蒼介 : …それだと見掛けが悪い上――次の工程で、都合が悪いので。
− キッチンから酢飯の入った寿司桶と、その他もろもろを持ってくる朔。
そして、それを受け取った蒼介は、会長サマの前で寿司を握り―― −
蒼介 : ――へい、お待ち!(←目が死んでいる)
幸虎 : ぶぼばっ!!
明那 : ぅおおぉ…!こ、これは蒼介の身を削った「おもてなし」だぁ…!!
鬼道 : ………これのどこが「おもてなし」なんですか…。ただの公開処刑でしょう……(滝汗)
勇 : ――だから、「見世物 」になる。
会長は生粋のドS――特に、身内の苦痛やら羞恥に歪む顔が、三度の飯より好きな人だからな。
虎丸 : ( ……あとで絶対兄ちゃん蒼介さんに殺されるな(呆) )
夏斗 : うん、これは旨いね。最高(超笑顔)
蒼介 : それはよかったです(←表情が死んでいる)
夏斗 : ――でも、これで終わりじゃないよな?
全員 : ?!
蒼介 : ――それはもちろん(←わずかに殺気)
ガポッ
澪理 : ――アンタたち!いい加減にしなさいよっ!!(←真斗たちを追って唐突に地下 から登場)
全員 : ………(滝汗)
蒼介 : 澪理――
夏斗 : ――松本クン?
澪理・松本 : は――?
ずぽっ(←蒼介の握った
− 数分後 −
夏斗 : いやー、食事中に見せるものではなかったけど――最高の見世物 だったよ(←ツヤツヤの笑顔)
蒼介 : …楽しんでいただけたなら幸いです(←疲れきった表情)
霧美 : ふふふ、ホンマ頑張った甲斐あったわぁ(笑顔)
朔 : …………(←なんか申し訳なさそうな表情)
夏斗 : ――はい、じゃあ試食が終わったところで、楽しい昼食のタイムだよー。
どっかの誰かのせいで半ばお通夜みたいな雰囲気だけど(笑)
澪理 : だれの゛ぜいよ゛…!だれの゛お゛ぉ゛……!!(←地面を這いつくばりながら)
− 食事休憩中。 −
澪理 : あ゛ー…酷い目にあった……(げっそり)
幸虎 : リアクション芸人の如き反応だったな(汗)
澪理 : はぁ?(怒) こちとら芸じゃないわよ…!ただのガチ反応だってのよー!!
明那 : わわ、わ、わかってる!わかってるから落ち着こう澪理!ね?!
泰河 : は〜しっかし、消耗してたとはいえ、キレた澪理相手に鬼ごっこはしんどかったな。
真斗 : 腐っても鯛――というのか…
……あの体のどこにあれだけの体力があるのやら…(呆)
泰河 : ………アイツにあってお前にないもんっつったら、そりゃお前む――ごふっ(←真斗の裏拳炸裂)
真斗 : ――セクハラだ。これは貴様のセクハラに対する――粛清だ(真顔)
泰河 : …………(滝汗)
九郎 : ところであの……俺たちのお昼ご飯は…?
澪理 : ……そういえば………なにも用意されてないわね。
…つか、料理担当がいないってな――
蒼介 : ――俺たちの昼食はこれだ。
− そう言って蒼介が持ってきたのは、漆のように澄んだ黒い――液体の入った寸胴鍋。 −
幸虎 : お……おおお、おい…!蒼介っ…おま、それェ……!!(ガクブル)
明那 : こここここ、ここにきてそれはないんじゃないかな…?!(←顔色真っ青)
蒼介 : …申し訳ありませんが――最後の見世物 です(←なんか悟っとる)
澪理 : ――やだ!!絶対やだ!!それを飲むぐらいだったら昼抜きでいい!!
勇 : 俺は大食いのオム山がまだ胃に残っているので遠慮しよう(目逸らし)
幸虎 : なぁ!そこまでしないと勝てないのか!?そこまでしなきゃダメなのか!!?なぁ!!?
明那 : そうだよ蒼介!料理対決 を落としても他のところで挽回すればいいだろ?!ね!?
泰河 : 真斗!おま蒼介兄止めろよ!!
真斗 : に、兄様も断腸の思いでの決断のはずだ……っ、
その決断を血のつながった兄妹として俺は支持しなければならん…!
泰河 : 誰も救われねー決断でもかよ!!
ステラ : ZZZzzzz………(←障害物走以後ずっと寝てる)
海慈 : ――どうやら、ここは俺が一肌脱がなきゃいけないみたいだな。
澪理 : え……ちょ、海慈…?!――まさか…!?
− 徐に寸胴に手をかける海慈 −
海慈 : …俺、これまで海外飛び回っててみんなにしてやれることかなったし――これぐらいはやらないと、な(笑顔)
九郎 : ッ…ダメー!それはダメー!!
死んじゃう!海慈兄死んじゃう〜〜〜!!!(←海慈の腰に抱きつき号泣)
吹雪 : そうだよ!!ダメだよ海慈兄さん!!そんなことしちゃ!!(←とっさに飛び出してきて海慈の左腕に抱きつく)
澪理 : このバカ海慈…!!
…っ……私が言えることじゃないってわかってはいるけど――
――窮地はみんなで乗り越えるのがルールでしょ!!
夏斗 : ――その通りだね、澪理。
それに、それは霧美ちゃんがみんなのために丹精込めて作ったんだから――
――笑顔でいただくのが、ごちそうになる人間の義務、だよね(笑顔)
クセモノイレブン : ……………。
鬼道 : ……虎丸…お前、寸胴の中身 が何か知っているか…?
虎丸 : はい…知ってます……(青ざめ)
豪炎寺 : ……アレは一体…なんなんだ…?
虎丸 : ……アレは霧美姉ちゃん特製の栄養ドリンクなんです…。
すっごく強力……なんですけど………ぅ゛…!(←恐怖のあまりに言葉が詰まった)
吹雪 : ――すごく強力な分……凄い味がするんだ…。(←酷く悲しげな表情)
鬼道 : ふ…吹雪……。
吹雪 : …ボクはイナズマジャパンだから巻き込めないって(悲笑)
…何も言い返せなかったよ――アレが怖くて何も言い返せなかったんだ……!
臆病なボクを罵ってくださいぃ…!!(←その場に崩れ落ちる)
虎丸 : そんなっ…!吹雪さんはなにも悪くありません!
海慈兄ちゃんが一人でアレを飲むっていた時――飛び出していった吹雪さんの勇気、俺感動しました…!
…俺はただただ怖くて……動けなくて…っ。…きっと俺が吹雪さんの立場だったら……!
幸虎 : ――自分を責めることはないぞ、虎丸。
虎丸 : ……兄ちゃん…。
幸虎 : 確かに、吹雪くんの勇気は凄い。
身近にアレの恐ろしさを体感してるだろうに――それを跳ね除けて渦中に飛び込んできたんだからな。
――でも、怖いと知って逃げだす勇気も時には必要なんだ。
じゃないと――そこの人みたいに一人で抱え込んで暴走するからな(←澪理を指差して)
澪理 : ……返す言葉がないのが残念だけど――心配は無用よ、2人とも。
かただかコップ一杯分――多くの試練に耐え抜いてきた私たちにはなんてことは(あるけど)なし!!
明那 : みんな、覚悟を決めるぞ――俺たちの勝利のためにッ!!
− 明那の掛け声で一斉に並々いっぱい黒い栄養ドリンクを注がれたコップを手に取るクセモノイレブン。
そして、澪理の乾杯の掛け声の後、一気に中身飲み干した――のち −
松本 : 松本パゥワー!!
− 松本の
一瞬で地下へと落とされるクセモノイレブン。 −
松本 : ふぅ…危ないとこじゃった……!
鬼道 : おい…これはどういうことだ…!
松本 : 大丈夫だよ鬼道さん!お茶の間に見せられない危険映像の因子は除去したから!
鬼道 : そうじゃない…!どうして澪理たちを地下に落とす必要が…!
吹雪 : …鬼道くん、松本さんの判断は正しかったと思うよ。
鬼道 : 吹雪……。
虎丸 : そう…ですね。
……とりあえずあのままだったら一面、土砂降りだったと思います――黒い雨の。
鬼道 : ………(滝汗)
松本 : それにアレ、味がすんごいけど、
栄養ドリンクとしての効果は折り紙つきなのよ――火室山で完徹特訓できるぐらい。
豪炎寺 : な゛っ…!!?
ヒロト : 火室山……ナニワランドのような特訓施設……。…それを完徹できる………?!
松本 : 時々軽い地震とか起きるかもしれないけど――許してね!
イナズマジャパン : ……………(滝汗)
夏斗 : 地下の様子は、第一放送ではワイプ映像を俺が副音声で実況。
そして第二放送では、全画面かつ某大師匠の実況でお届けするよ(笑顔)
松本 : 休憩タイム終了まで、しばらくお待ちくださいませー!
※ ラジオ放送ではご覧になれません。ご了承ください。
− C M −
− 30分後 −
澪理 : ――よっと!
− なんの前触れもなく穴から
虎丸 : ! 澪理姉ちゃんっ!
澪理 : ああ虎丸、ただいまー。
虎丸 : …だっ、大丈夫……なの…?!そ、の……色んな意味で(滝汗)
澪理 : ま、味覚は死んだけど――体調は絶好調よ!
− 全員この上なくスッキリした表情のクセモノイレブン。 −
明那 : いやー、久々の地獄味には死ぬかと思ったけど――
勇 : ――この充実感を思えば安いものだったな。
澪理 : 一部、まだ喋れないヤツいるけど――ま、問題ないでしょ。
泰河 : ―――――。(←口パクで「問題なくねーよ」と言っている)
真斗 : ―――――――。(←口パクで「リアクション担当の不足は問題だな」と言っている)
泰河 : ―――?(←口パクで「あ゛?」と言っている)
九郎 : ――――――――――…!(←口パクで「もう散々ケンカしたのに…!」と言っている)
吹雪 : ……御麟さんは喋れるんだね――あの量を飲んでこの短時間で。
澪理 : …まぁ、被害者第一号だから……(滝汗)
場数が違うっていうか、なんていうか……ねぇ…?(汗)
海慈 : …そもそもアレは、澪理が体調崩したときに作ったスープがはじまりだったんだよなぁ(遠い目)
澪理 : 気づけば全員に色んな意味で有効なリーサルウェポン になってねぇ……(遠い目)
霧美 : ――病気に関しては医者 要らずやったねぇ。
吹雪 : わあ?!
霧美 : ふふふ〜そないに驚くことないやないの〜。
吹雪 : だ、だっていきなり、け、気配なく背後に現れるから…(苦笑)
澪理 : ………霧美さん、あなた今まで何処にいらしたの。――あと、朔と望どした。
霧美 : うふふ、これでもうちらも次の競技の準備で大変やったんよ?
澪理 : は?次の競技??
松本 : レディースエーンド、ジェントルメーン!
お待たせしました!(松本的にメインイベントな)競技的余興タイムのはじまりでーすっ!
澪理 : なっ………よ、余興だとォ?!(←鳥肌全開)
松本 : まーずはコチラっ!第七種目「仮装」だーッ!!
− 松本のアナウンスで照明が消え、メインステージの床がせりあがり、
パチンという合図でスポットライトがメインステージを照らすと―― −
澪理 : ぅわあああああ゛あ゛あ゛!!!!
虎丸 : ぅーわぁ〜〜〜……やっちゃった……(滝汗)
豪炎寺 : …言ってやるな虎丸……。
一番辛いのは見ている俺たちではなく…やらされている被害者 だ…。
鬼道 : ………だが、思いのほか風丸だけじゃないか…?ダメージを負っているのは……(汗)
ヒロト : ああ…それは望も緑川も女装 に慣れてるからだよ…(苦笑)
朔の髪型アレンジの実験台になった末に、女の子たちの着せ替え人形にされてたから……(汗)
吹雪 : …だから余計に風丸くん、ダメージ受けてるんだろうね(苦笑)
澪理 : ――…っ!!もう…ダメだ………!
――辛抱たまら――がふっ!!(←海慈が背後から羽交い絞め)
霧美 : 澪理、どーどー。これ、澪理のためのイベントと違うんよ?
――それと、イナズマジャパンの子たちがドン引いと――
澪理 : ――どうでもいいです!(←くい気味の返答)
海慈 : ………なんていうか、悪化したねぇ…。澪理の可愛い物好き……(苦笑)
霧美 : ……抑制の反動やろかねぇ…(苦笑)
澪理 : ああもうっ!はよう!はよう開放プリーズ!はよ間近で愛でさせておくれなさいな!!
松本 : …欲を抑えない が御麟さんの絶対的個性だよねぇ――良くも悪くも。
澪理 : ――ああクソ!もうエエ!朔!望!リュージと風丸連れてこっち来い!!
望 : あーい!(←リュージの手を引きながら澪理の元へ向かう)
朔 : …少し待ってください(←逃げようとする風丸を捕まえながら)
風丸 : は…放せェ……!!!(←全力で抵抗中)
望 : 澪理っ、澪理っ!ボク、可愛い?!
鬼道 : ( ボク?! )
澪理 : おーおー可愛い可愛い〜。う〜ん、やっぱり望は鉄板でエンプロンドレスが似合うわ〜。
やんちゃがお転婆にシフトチェンジしてしっくりくるのよね〜。
豪炎寺 : ( ……鉄板…ということは………過去にも着せたことがあるか…(滝汗) )
望 : あのねっ、服は霧美お姉ちゃんだけど、髪は全部朔がやったんだよ!
澪理 : ほぉ〜(驚) 昔から上手かったけど、さらに磨きがかかったわね〜。
ヒロト : ( 園では毎朝、女子の専属美容師状態だからなぁ…朔……。 )
リュージ : 澪理!オレはオレは!?
澪理 : ――減点(笑顔)
リュージ : えー?!なんでさ!
澪理 : せっかく可愛い和風ドレス着てるのに一人称が「オレ」なんて興が冷めるわ。
今だけ一人称「ボク」にしなさい、「ボク」に。
リュージ : ……「ボク」?(←小首をかしげて)
澪理 : うはー(喜) かーわーいーい〜〜(←緑川に抱きつく)
リュージ : ぅわっ!
澪理 : くふふ〜前々からリュージは和風が似合うと思ってたけど――
――私の見立ては間違ってなかったわ〜。なにこの可愛さ〜(笑)
朔 : ――…お待たせしました。
風丸 : …………っ…!(←羞恥と悔しさと怒りで顔真っ赤)
澪理 : ………………(笑顔)
望 : ……? …澪理??
澪理 : あーダメだー。元の自分に戻れない気がするー(笑顔)
松本 : え、ちょっ?!御麟さん!!?
澪理 : いやさー、あんな風丸を前にしたら――悪代官ごっこしたいっていう衝動が湧き上がっちゃってさ…
なーんか――私の中のオスが目覚めそうなんだよねェ(怪笑)
松本 : そらアカ――――ンッ!!!
緑川・望 : 悪代官ごっこ――?
朔 : 想像しないであげなさい――風丸が可哀相な目に合いますよ。
風丸 : そもそもの加害者 が言うなッ!!
松本 : ちょっとちょっと御麟さん!抑えて抑えて!
うちの夢主 は基本的に野郎になると一気に凶悪性が増すんだよ!!
特に御麟さん某鬼神さん属性だから――最強を超える最強が生まれてまう!!強欲属性つきで!!
夏斗 : ――じゃ、俺以上の暴君が生まれそうだねぇ。
澪理 : !!!!(←ビクビクビクビク!!)
夏斗 : 別枠で、そーゆー世界 もありかな――
澪理が相手なら噛み応えもありそうだし、俺も少しは「自分」を出せるかな?
澪理 : と…とんでもございません!!
この御麟澪理!たとえ男になろうが、冥府に落ちようが――吸血鬼になろうが!
夏斗様の騎馬であることに違いはありません!(←ものすごい勢いで土下座)
夏斗 : えー(←つまらなさそう)
澪理 : ぃ、いえ……(汗)
ご所望とあらば全力を以ってお相手させていただきますが…………できればやりたくないです…(滝汗)
夏斗 : うーん、そっか。じゃあ当分の間は保留にしておこうかな(笑顔)
蒼介 : ( …あくまで保留なのか…(滝汗) )
松本 : ( …華雅屋の赤毛男子は伝統的に怖いのよなー(汗) )
松本 : そいじゃ!御麟さんの暴走が落ち着いたところで――
霧美 : 棄権します〜。
松本 : え?
霧美 : クセモノイレブンは次の競技、棄権します。
松本 : ……なして?
霧美 : 言葉で説明せな分からん?
松本 : ぅおお…!なんだ…?!なんだ、この次元の彼方から突き刺さる鋭すぎる殺気は…!!
夏斗 : はい、じゃあクセモノイレブンが棄権ということで、イナズマジャパンの勝利ー。
松本 : ちょい?!夏斗さん!!?
夏斗 : 俺、大会委員長だし(笑顔)
松本 : え、でも、なっちゃんこういう展開好きじゃ――
夏斗 : ――俺も、ご先祖様は怖いんだよ?
松本 : あ……ああ…(納得)
第六種目「料理」結果――クセモノイレブンの勝利!
第七種目「仮装」結果――イナズマジャパンの勝利!
第八種目「替え歌」結果――イナズマジャパンの勝利!
さらに――
第二種目「学力テスト」結果――クセモノイレブンの勝利!
現在の結果 : 八戦中、イナズマジャパン四勝、クセモノイレブン四勝