松本:――と、いうのは冗談で、本当は給食を兼ねた家庭科の授業でしたー。
いやー、エプロン姿の乙女のは燃えますねー。
ユイ:このサイトの夢主は料理上手が多いからねー。料理のできも楽しみですねー。
松本:……ユイさん、お前さんもこのサイトの夢主なんだからみんなに混じってお料理してきなさいな。
ユイ:いやいや、足手まといはこうして遠目から見守って、味付けのときだけ立ち会うのだよ。
松本:…それもそうですね。ユイのエプロン姿じゃ全然燃えないですしね。
ユイ:梨亜ー、この腐れ管理人を思い切りよく掻っ捌いてくれなーい?
梨亜:衛生的な調理場が果てしなく穢れるから断固却下。だから、適当に踏み潰して可燃ごみに突っ込んできなさい。
ユイ:えー、でも、燃やしたら松本の毒素を散布することになっちゃうよー?
梨亜:…誰か毒性のある死体の処理に関する知識ある人ー。
瑠榎:はーい!そういうの得意でーす!
志季:毒の取り扱いにはなれてますよー。
梨亜:じゃあ、志季。さっさとそこの腐れ外道を――
ユイ:あ、逃がしちゃった!てへ!
朱伽:(こ、怖すぎるぞこいつら…!!)
トパーズ:(こいつらの魔の手から生き延びてる松本の生命力も……)
永久:平和だのぉ〜。
飛鳴:え、平和なのこれ?
松本:はい、みなさん。お昼ごはん完成しましたかー?
梨亜:いくつか料理と呼べないものができたけど、とりあえず全部完成したわよ。
松本:うん、そうなることは予測していたからまったく驚かないよ。
クリア:このサイトにもいたんだな、料理のできない夢主は……。
松本:まあねぇ、設定上できるとおかしい人も多々いるもので。
梨亜:そう考えると、イヴが料理を作れるっていうのは意外ね。TOAの王族関係者は料理ど下手じゃなかった?
イヴ:もう、梨亜さん。私をお兄様と同じにしないでください。私は温室育ちじゃないんですよ?
カシス:イヴは世界を旅しているから料理ができないのは死活問題なのよ。
イヴ:なので、プロ並にとはいかなくても、人並みにはできるんですよ。
梨亜:確かに、色々な土地を旅している設定の夢主ならこれぐらい料理ができないと生きていけないわよね。
…なのになんなのよアンタの体たらくは。
ユイ:ふっ、私は食べる専門の夢主なのさ…。
梨亜:ほんまもんの食べるの専科夢主でさえそれなりの料理を出してますが…っ!!
それなりの料理を提出したキラ。
キラ:でも、ユイさん、ポケモンフードの配合上手だから、普通の料理も練習すれば…。
トパーズ:でも、オレたち(ポケモン夢主)の中じゃポケモンフードの配合の腕だって底辺だろ?
梨亜:アンタは今後のためにも料理の勉強をしておく必要があるわね。
ユイ:やだー!私はダイゴさんの手料理を食べるんだー!!
大いに抵抗するユイとなんとしても教え込むつもりの梨亜。
フェゼル:……亜弥ちゃんと香ちゃんの料理はとっても個性的ね。
亜弥:うんっ、私たちの惑星のきょーど料理っていうのを作ってみたの!
香:普段使ってる材料がないからちょっと手間取ったけど、頑張りました!
飛鳴:す、凄いわね…。
和葉:(やはり、宇宙は広いわね…)
瀬夕:はふぅ…、やっぱり未来のお菓子は美味しいねぇ〜。
オレンジ:そんなに喜んでくれると作りがいがあるわ。
セリカ:ああっ、たくさんあるからそんなに慌てて食べなくても…!
師亜:うんうん、繊細な作業で女性特有の細やかな配慮が感じられるね。それと比べて――
梨亜:なによ。
師亜:いうまでもないだろう?
グレイ:ま、まぁ、梨亜さんは大人数の男所帯の台所を任されてるわけだから…。
クリア:大雑把で手早くできる豪快な料理が得意料理になるのは自然の道理だな。
梨亜:わ、私だって凝った料理ぐらい作ろうと思えばいくらでも作れるわよ!
ただ、時間の消費が半端ないからやら――いや、できないだけで…。
松本:でもさ、いくら大食いのキラがいるからって、これは流石に作りすぎだぜ。
梨亜:……身に染み付いた配分のせいよ…。
レキア:(本当に梨亜は大変ね…)
カシス:こっちのメンバーの料理は家庭的で温かい感じがするね。
レェラ:言い方を変えると所帯じみていると。うーん、生活臭がただよってくるようね。
志季:いやー、忙しかったりすると手早くて美味しい料理を追及するから、どうしても生活臭が漂うものに…。
瑠榎:多分1人暮らしだから、なお生活臭がとめどなく出ちゃうんだよねー。
師亜:それに、作りおきできるもののこと考えたりするからなおな。
瑠榎:あー、わかるわかる。温めるだけですむ料理とか疲れてるときに便利だよね。
志季:うんうん、あれは便利。
梨亜:(うわー、1人暮らし談議に花咲いちゃったわよ…)
クリア:しかし、センカ。お前の料理は……。
センカ:何も言わないでください…!!
巨大オムライス降臨。
ユイ:ふぉおおぉおおっ…!
瀬夕:ふはぁ…、山だね。これはオム山だね。
フェゼル:弟さんがよく食べるのよね…?
センカ:ええ…、おかげさまで節約デカ盛料理が身に染み付いてしまいまして…。
ユイ:これを余裕で平らげる弟くんの胃袋が恐ろしいね。
瀬夕:うん…、私たちは見ただけでお腹いっぱいなのにね。
キラ:……美味しそう。
ユイ・瀬夕:!?
永久:ところで、お前たちのは……料理か?
朱伽:それ以外なにに見える?
永久:…料理というよりは、ただ保存食を焼いたりしただけのように見えるがのぉ。
小幸:あの、なんといいますか…、こういった携帯食での調理が板についていて…。
乾伽:確かに料理とはいいがたいが、これの調理がしっくりきたんだ。
クリア:なにかと厳しい環境下で生きている面々なのでな。
小幸:ふ、普通の家庭料理とかもできるんですよ!?
ただ、ちょっと皆さんが普段食べることのない個性的な料理を作ってみようと…朱伽さんが。
朱伽:平和な現代でのうのうと生きている連中に少しは我々の苦労を体験していただこうと思ってな。
ユイ:あ、これ、結構イケる!修行のときの晩御飯にいいかも!
イヴ:ねぇねぇ、これ元の世界で作ってみたいからレシピ教えて!
小幸:え、ええ。
グレイ:これならシロガネ山の修行中でも作れそう…。
永久:大いに予想に反したのぉ〜。
朱伽:…っち!
蓮布:…椚、家に帰ったら少し、料理の勉強してみましょうね。
椚:……うん。
志季:でもまぁ、椚の場合は食材の面影が残ってるからまだいい方なんじゃないかな?
椚:でも、間違っても美味しくないし…。
志季:大丈夫だって、まだ椚には向上心があるんだもん。開き直ってる人よか――
りた:どーよ!ボクの作品はっ!
松本:わー!ぎゃー!許してー!!今までのことはすべて謝るのでこればかりは許して梨亜嬢ーっ!!
梨亜:なら、これから私をサイトに――
松本:無理(即答)
梨亜:よーし、爆弾投下ー。
松本:ウギャアアアァァアアァァァアァァ―――ッ!!!!!松本の口の中にりたの作品投下。
センカ:な、なんだあれは…!?
瑠榎:なんですかねー?人体実験被験者の成れの果てでしょうかね?
センカ:…物凄く嫌な例えだな。
瑠榎:でも適切でしょ?
乾伽:い、いいのかあれは…!?若干新たな生物に昇華しかけているぞ!?
永久:問題なかろう。松本の胃袋に収まりそうだからの。無理やり。
クリア:…松本が変な生き物に変化しないことを願う限りだな…。
冬輝:みんなー、俺の料理できたんだけど――
志季:ぅわっはーい!待ってました!!
椚:冬輝兄ぃ!コロッケは!?コロッケ、作ってくれた!?
冬輝:はいはい、椚のためにちゃんと作ったよ。乾伽と蓮布の好きなものも作っておいたからな。
乾伽:(←物凄い嬉しそう)
蓮布:ありがとうございます、冬輝さん。さぁ、みんな、席に着きましょう。
瀬夕:こ、こ、こ、これっ、全部冬輝が作ったの!?
冬輝:そうだよ?ちょっと時間がかかったけどね。
クリア:…いや、この量をこの短時間で仕上げられたんだから、寧ろ早いくらいだろう…。
飛鳴:凄いものね…。
センカ:凄いというか、流石というか……。
亜弥:美味しい!これ、凄く美味しい!!お母さんの料理より美味しい!
香:お店の料理みたいだね〜。
オレンジ:この味と食感は素人では出せないわ…。一体冬輝さんって…。
梨亜:…流石、高級レストランから庶民向けの飲食店までを経営する華雅屋の――