「ミカルゲ!サイコキネシス!」

 

四天王の上を行く存在チャンピオン。
今ミカルゲに攻撃命令をくだした女性――シロナこそ、
シンオウリーグのチャンピオンとして多くのトレーナーから尊敬の眼差しを受けるトレーナーだ。
しかし、そのシロナ相手に余裕綽々といった様子でバトルに挑んでいる少女がいた。

 

 

 

 

 

れの人

 

 

 

 

 

ゴウカザルとミカルゲ。どう見ても勝敗は決したように見えた。
だが、それはあくまでゴウカザルとミカルゲのレベルが同等であったときの憶測論。
実践ともなれば答えは大きく違ってくる。まさにこのバトルはそれを現すようで、
ミカルゲのサイコキネシスを受けておきながら、ゴウカザルは瀕死状態にはなかっていなかった。

 

「まだいけるよね、赤焔」
『当然!』
「火炎車っ」

 

ダンッと地を蹴りゴウカザルがミカルゲへと突っ込む。
ゴウカザル――赤焔の攻撃に抵抗しようとシロナはミカルゲにサイケ光線を放つように命じる。
が、ミカルゲが放つサイケ光線を赤焔は軽々と交わし、着実に開いたミカルゲとの距離を縮めている。
そして、シロナが瞬きをした一瞬のうちに赤焔ミカルゲの懐に入り込んでいた。

 

「ミカルゲ!」

 

勝敗は決した。誰もがそう思ったかもしれない。
だが、ミカルゲの気力も、シロナのも闘志も今だ消えておらず、
赤焔が火炎車を決めた一瞬の隙をついてミカルゲはサイケ光線を放った。

 

「あ」
『くっ……!ギブアップだわ…』

 

赤焔がくたりとその身を地に伏せ目を回す。これは所謂――戦闘不能だ。
敗北を記した赤焔の主人――は「お疲れ様」と赤焔一言かけて赤焔をボールの中へと戻した。
そして、徐にシロナの元へと近づいていった。

 

「流石シロちゃんだね。最後の一撃には驚いた」
「ありがとう、
でも、赤焔がミカルゲのサイコキネシスを耐えられるとは思わなかったわ」
「……かなりバトルして修行したから」

 

シロナから賞賛の言葉を貰いは照れくさそうにシロナに言葉を返す。
滅多に人前で照れたりするではないが、にとってシロナは憧れの存在。
その存在に褒められたのだから照れないわけがないといえばない。
そんなの様子を見てシロナはを愛しそうに見た。

 

「ふふっ、本当には可愛いわね」
「…シ、シロちゃん……」
「褒めてるんだからちゃんと笑って?ね?」

 

屈んでと目を合わせるシロナ。
はいきなり近づいてきたシロなの顔に驚いて困惑した様子で
パクパクと口を開け閉めするしかないのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■いいわけ
 シロナ様が大好きでたまらんですよ。という気持ちをこめたブツです。
本当にシロナ様大好きでございます。綺麗で強いお姉様は大好物です!
また、なんか適当にシロナ夢かくやもしれませんよー。