「へぇ〜ダイゴさん、キラに会ったんですか」
「ああ。でも、ちゃんの知り合いだったとは知らなかったよ」
「いや、どっちかっていうと、私の知り合いっていうよりソウキの親戚なんですよ」
「なるほど、だから戦い方がソウキくんに似ていたんだね」
心配しなくても
シンオウから帰ってきたダイゴ。それを迎えてくれたのは少女――だった。今はダイゴが行ったシンオウの話を聞いていたのだが、
その話題の中に自分の友人であり、彼女のライバル――ソウキの従妹に当たるトレーナー――キラの話が上がり、
彼女についてダイゴから質問を受けていたところだった。
「えーと、キラの一軍メンバーは…、ゴウカザル、レントラー、トリトドン、フライゴン……
あとは最近会っていないので分からないですね」
「そうか、じゃあ、ちゃんからみたキラくんの印象は」
「ん〜…、青い炎って感じです」
「青い炎?」
「はい。冷静に見えますけど、あれでバトルになると物凄く熱くなるんですよ。だから青い炎」
「う〜ん、分かる気がするな」
「ってことは、ダイゴさんキラと戦ったんですか!?え、で、勝敗は!?」
急に慌ただしくがダイゴに詰め寄ると、
ダイゴは慣れた様子でに「おちついておちついて」と彼女をなだめながら彼女が座っていた椅子へと再度座らせる。
それにしたがっては大人しく椅子に座るが、
ダイゴとキラの勝負の結果がかなり気になるようで、ダイゴに期待のまなざしを向けていた。
「僕の勝ちだったよ」
「ですよね!ダイゴさんは強いですもんね!」
予想通りの結果では嬉しそうに笑った。もキラとは何度かバトルをしたことはある。
そのバトルは全て勝利しているが、何度か危ないこともあった。
故にキラの強さは四天王に匹敵するものがあるとは認識しており、
ダイゴでも油断すれば負ける可能性はあると思ったのだ。だが、やはりダイゴ。
彼は油断することなくキラから勝利をもぎ取っていたようだった。
「(でもちょっと、キラのことばっかり話すのも……)」
の中でちょっとした黒い感情が浮上する。
話に乗った自分も悪いといえば悪いのだが、ダイゴがキラのことばかり話すのが面白くない。ちょっとした嫉妬心というやつだ。そんな自分の黒い感情を心の中であざ笑いながらは、
ダイゴに気づかれないように小さくため息をついた。だが、相手はホウエンでチャンピオンにまで上り詰めた男だ。
のちょっとした心の表情の変化も見逃さなかったのか、不安に染まったをぎゅっと抱きしめた。
「大丈夫。俺はが一番大好きだよ」
「ダ、ダイゴさん…!」
「安心した?」
「は、はい、それはもう存分に」
「そう、ならよかった」
そう言ってダイゴは優しくの頭を撫でるのだった。
■いいわけ
遂にやってしまった紅玉夢主でのダイゴさん夢。ほぎゃー!
因みに、この短編では二人はすでに恋人同士というカオスな設定です。
なんかもう、カオス過ぎてコメントのしようがないです…。
ダイゴさんファンのみなさまごめんなさーい!!(逃)