「……ジュン、あとどれくらいまで付き合えばいいの?」
「まだまだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

したは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある森の中、適当な岩に腰をかけてはポケモンたちとバトルの訓練に励むジュンに質問を投げるが、
ジュンから返ってきた答えはの望むものではなくは小さな溜め息をついた。

 

「なんだよ、俺と一緒にいるのがつまんないのかよ」
「…だってジュン、ポケモンバトルの練習ばっかりだし」
「うっ…それは……」
「それに大分日も暮れてきたし今日はこれくらいにした方がいいんじゃない?」

 

はそう問いかけるとジュンは不機嫌そうに「いいや、まだだ」と言葉を返してくる。
珍しく粘るジュンをは不思議に思ったのか首を傾げてからジュンに再度問う。

 

「どうして今日にこだわるの?」
「そ、それは……」
「それは?」

 

に今日にこだわる理由を問われてジュンは突然口篭もる。
やはりそのジュンの反応が不思議なは急かすように問う。
すると、ジュンは「あー!もう!」と大声を上げるとずいとの前に進み出た。

 

「明日になったらお前、またどっかに行っちゃうだろ!だから、もっと一緒にいたくて…!」

 

顔を真っ赤にしていいうジュンにはキョトンとする。
まさかジュンがそんな事を言うとは思っていなかったようだ。
けれど、の表情はすぐに優しいものに変わりジュンににっこりと微笑んだ。

 

「大丈夫。明日もここにいるよ」
「!ホ、ホントだろうな!」
「うん、本当」
「よっしゃ!なら今日はここまでにしとくか!」

 

ジュンは上機嫌でそう言うと先ほどまでトレーニングしていたポケモンたちに
「お疲れ!」と労いの言葉をかけてボールへと戻した。
そして、ジュンはの手を取って自分たちの家の方へと歩き出した。

 

「明日もよろしくな!」
「うん、了解」

 

手を繋ぎながら2つの影は帰路へとつくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■いいわけ
 恋愛風味というよりは、友情風味です。作者的には。完全に恋愛風味に見えますが!
まだ同年代組とは友達の域を超えてないのが個人的に燃えです(笑)気兼ねなくバカやれる関係も好きです。
あと+2〜3ぐらいで恋愛方面に発展してくれると燃え死にます(病気)