現在の時刻――3時15分。3時になってから割と時間が経っている。
だが、オレンジの待ち人はいつまで経っても現れる気配がなかった。
「…すっぽかされちゃったかな」
君がいるだけで
ポツリとぼやくと、急に寂しくなる。「帰ろうかな?」そんな言葉が一瞬は頭に浮ぶが、
その次の瞬間には「来てくれる」なんて、
真逆の言葉がオレンジの頭に浮んでいた。
「オレンジッ――!」
突然大きな声でオレンジは自分の名を呼ばれて慌てて声のする方へと振り向いた。声の主はオレンジの待ち人――レッドで、
プテラにその肩を掴まれて急いでこちらに向っているようだった。オレンジがことを飲みこもうとしているうちにレッドはオレンジの元へと辿りついていた。
「はぁ~っ…オレンジ、本当にゴメン!かなり待たせちゃったよな…」
「う、ううん、気にしないで。私、レッドが来てくれただけで嬉しいから」
笑顔でオレンジが言うとレッドの顔が一気に真っ赤に染まる。急に赤くなったレッドを心配してオレンジがレッドに「どうしたの?」と尋ねるが、
それどころではないレッドは顔をそむけて、ぱたぱたと胸の前で手を振った。
「い、いや、その、大丈夫だから!
ただ、オレンジの言葉が嬉かったっていうかなんていうか……」
「??」
「あーほら!早くしないと日が暮れちゃうから、早くポケモンたちの様子を見に行こうぜ!」
「う、うんっ」
レッドに強引に背中を押されてオレンジはモンスターボールからオニドリルを放って掴まった。
■いいわけ
物凄く短いうえに意味不明で申し訳ない…。でも、書きたいことは書けました。
因みに、レッドが遅れた理由は、途中で誰かに無理矢理バトルを挑まれたからです。
目があったらバトルに発展してしまうのはポケモントレーナーの性なのです(ゲームに限りだろ)