嫌な予感は留まるところを知りません。相変わらず胃がきりきり痛みます。
しかし、そんな事を気にしている暇なぞないのでフエンタウンへ向かうために只今、ロープウェイに乗っています。
そして、意外な新事実が…
『ギャー!!高いところは嫌いッス――――!!!』
スイが高所恐怖症だった事です。怖いそうです。高いところ…ボールにはいればいいのに俺に確りと抱き着いてます。
キモはすっかり呆れて俺の横で溜息ついてます。そりゃつくよな。
長い付き合いだから知ってるんだろうけど、やっぱり…呆れるよな…これじゃあ…
『ソ、ソ、ソ、ソウキ!!今からでも遅くないッス!!下に降りるッス!!!!!』
「今、陸地につくからもう少しの間、我慢な」
頑張れ、スイ。
『予感的中だな』
「ああ…色んな意味でな」
頂上につくとアクア団とマグマ団が戦っていました。嫌な予感的中です。
そして…地面に脚がついたとたんにスイは緊張の糸が切れて…
『やっと地上ッス――――!!!!オイラは無事生還したッス―――!!!』と
叫んで、気を失いました。ようするに、戦闘不可能です。
敵はマグマ団の皆さんが戦ってくれて少ないんですが…なんとなく心細いです。
「……やはり、首を突っ込んでくるのか…」
「俺は中途半端なこんなところで手を切るのは嫌なんです。だから、あなた達がそういった事を止めるまでは…続けさせてもらいます」
「…そうか、今更止めるといっても遅いぞ!覚悟するんだな!!」
アクア団リーダー――アオギリに無事勝利
ふぅ…やはり、リーダー…そこらの団員とは桁が違う…一歩間違えたら…
「中々やるようだな…だか、我々の目的は達成した!既に君一人の力など恐れるにたりん!
君の決意も無駄だったな…では、さらばだ!!」
……………くそっ…これまでかよ…っ!!
『いや、割と運はお前を見捨てていないようだぞ…ソウキ…あいつ等の目的はこの火山を停止させる事だったようだが…成功していない…
ようするに、我々にはまだまだチャンスがあるわけだ…奴等はまだまだ何か起すだろう…』
「……そうだな、諦めるのが早すぎたな…決めたばかりなのに…ありがとな、キモ…目が覚めた」
『気にするな…パートナーとしての勤めだ』
「……それにしても…この石…」
「それは、隕石だぜ」
「あっ…」
「今回は助かった。…お前の決意は硬いようだな…俺はもう止めねぇ。…どうだ?俺達と一緒に行動しないか?」
「いえ、遠慮しておきます。一人の方が行動しやすいですし、俺の力でどうにかしたいんです」
「……そうか、ならこれ以上はなにもいわねぇよ。だが、俺達もアクア団を止めるつもりでいる…
いわゆる同志だということを忘れないでくれ。それじゃぁな」
力強い味方ができたかもしれない…でも、俺は一人でもあいつ等を倒す…なにがあっても…
主人公 ソウキ
手持ちポケ ヌマクロー・スイ ジュプトル・キモ オオスバメ・ヒキ ラクライ・ライ
コメント シリアス&クサイ話が永遠と続く…はぁ、どうしたもんか…