「これもカクレオン?」
『多分ってゆーか、絶対カクレオンだね。気配が『お前かよ』って言ってるし』
木の実もある程度収穫したのでカクレオンの攻略方法を探すためにミナモシティに行こうとしたのですが…
ミナモに行くために通る橋には既にカクレオン(多分)に陣取られていました。
『まったく、この性悪!毎度毎度邪魔!!さっさとどきなさいよ!!』
『はんっ、お前なんぞのいうことなんか聞くかよ!買主つきのアブソルなんかの!』
やっぱり、一部のポケモンにとって人間って自分達の価値を下げる存在なんだなぁ…
今更思えば、成り行きで、特にライとアブについてはそうだけど…俺なんかについて来てよかったのかな…?
「なぁ、ライ、アブ。二人とも俺についてきて後悔してない?」
『はぁ?性悪の言ってること気にしてるの?』
「ま、まぁ…」
『気にしてんじゃないわよ。私の場合は好きでアンタのポケモンになったんだから。
これは私の意思なの!主人であるアンタが私の意思否定するわけ?』
『オレ、ソウキ好き。だから一緒に居る。これはオレの意思』
『わかった?このパーティーのメンバーはアンタが好きでつきあってんの!』
『オイコラ!オレの存在無視してクサイ芝居なんかやってんじゃねぇよ!』
『真剣な話をしているときにチャチャをいれるなんて不粋ッスよ』
皆…ありがとう。なんか最近皆に励まさせてばっかりだな…主人らしく胸張らないとな。
って、スイ君。なにをしてらっしゃるの
『不粋なカクレオン君にお仕置きッス』
…………意外とスゴイことするんだな、スイ…俺、びっくりだよ。
「あれ?ソウキ君?」
「…?あ、ダイゴさん。お久しぶりです」
また会いましたね。ダイゴさん。最近良く会うなぁ〜偶然が偶然を呼んだって感じかな??
「……もしかして、今ラグラージ君が戦ってるのってカクレオンかい?」
「あっはい、そうらしいんですけど…でも、なんか見えなくても優勢みたいで」
(『あっはっはっはー』と笑いながら見えないカクレオンの首を絞めているスイ)
「じゃあ、いらないかもしれないけど、これを使ってごらん?カクレオンがはっきり見えるよ」
「おぉ!!スゴイ!本当にカクレオンははっきりと…スイ!それくらいにしておかないとそのカクレオンの命に問題がッ!!」
『あらら…これは申し訳ないッス』
………全然反省してないよなスイ。謝っているにもかかわらず…笑顔だよお前の顔。
「そうだ、これはソウキ君にあげるよ。この辺は悪戯好きのカクレオンが多いからね」
「あっ、すいません。いつもいつも…」
「気にしなくていいよ。それじゃあこの辺で僕は失礼するよ」
つくづくいい人だなぁ…ダイゴさん…
「スイ、アブ、いつまでカクレオンくんを苛めつづけるつもりだ…?」
主人公 ソウキ
手持ちポケ ラグラージ・スイ オオスバメ・ヒキ ラクライ・ライ アブソル・アブ
コメント このあとスイとアブはこっぴどく怒られました。