『ご主人様、コンテストを見たい気持ちはお察ししますが、アイテムは殆ど底をついていますよ。
そろそろ補充しないと、いざと言うときに痛い目を見るのはご主人様ですよ』
ああっ…遠ざかっていく…ポケモンコンテストマスターランクの会場が…
ああっ、ヒワマキでアイテムちゃんと補充しておくんだった!!
アイテムの殆ど、特にポケモンフーズが底をつき、皆さん食欲によってヒキでさえ上下関係が逆転しています。
優しいあのヒキでさえですよ!?ああ、食欲って恐ろしい…
『ああ〜久々のおいしいご飯ッス〜』
『それもこれもソウが長々と木の実を育てるのにあそこに留まったのが原因だからね
完全に私達のせいじゃないから。まぁ、自業自得ってやつだよね』
財布の中身が寂しい事になってるわけではないのですが、心が寂しいです。
『す、すいませんご主人様…つい、空腹にまけて…』
「ああ、気にしなくていいよ。アブの言う通り俺のせいだからさ」
苦笑いしかでませんよ。皆の意外な一面を垣間見たと言うか…本性を見たというか…
取り合えず、不思議な気分です。
「あっ!ソウキ君!」
「…?あ、ハルカちゃん。おっ、フルも一緒か」
「えへへ、フルちゃんにたくさんの世界を見せてあげるにはやっぱり外に出しといてあげるのが一番でしょ?」
「そうだね。元気そうだねフル」
『アア、はるかニハタクサンノ世界ヲ見セテモラッテイルゾ』
「それは良かったよ。やっぱりハルカちゃんにフルをあげて正解だったよ」
「そ、そうかなっ…そうだ!ソウキ君!私とバトルしない?」
「う、う〜ん…」
満腹状態のリーダーと新入りさん…バトルできる状況なんですか?…それ以前に大丈夫ですか?
『しょ、食後の軽い運動ッス…!げふ』
『よゆーよゆーけぷ…』
「………こんな状況だから手加減してね」
「あはは…」
キモリを選んだ場合
オオスバメ 31 弱点=電気・氷・岩
ホエルコ 32 弱点=水・草
キノココ 32 弱点=炎・飛行・氷・虫・毒
ワカシャモ 34 弱点=水・飛行・エスパー・地面
ミズゴロウを選んだ場合
オオスバメ 31 弱点=電気・氷・岩
ドンメル 32 弱点=水・岩・地面
ホエルコ 32 弱点=水・草
ジュプトル 34 弱点=炎・飛行・虫・毒・氷
「あ〜あ!負けちゃった」
「スイ、アブ、腹八分って言葉覚えた方がいいぞ」
『なんスかそれ』
なんとかヒキとライのおかげで勝つことが出来ました。…スイとアブにはピンチにしてもらいました。
この二人には『腹八分』って言葉を覚えてもらわないと困るな…
「そう言えば、ハルカちゃんデパートから出てきたみたいだけど…モンスターボールの補給?」
「私、父さん達へのお土産を買ってきたんだ。一旦ミシロに戻ろうと思って……」
「そうか…会える回数、減っちゃうね」
「うん…でも、会えなくなるわけじゃないよね!私はミシロに戻るね。たまにはこっちに顔見せてね!」
「ジム戦が一段落ついたら会いに行くよ!」
「約束だからね!!」
主人公 ソウキ
手持ちポケ ラグラージ・スイ オオスバメ・ヒキ ラクライ・ライ アブソル・アブ
コメント どちらの手持ちにいてもフルはバトルメンバーにあらず。