おはよう御座います。俺は昨日死んでいました。
ええ、船酔いです。ダメなんです。どーしてもダメなんダヨなぁ…
ああ、未だに酔ってるー(滝汗)
こんな状態でジム戦…かてるのかなぁ…
『ご主人、無理は禁物ですよ』
『そうだな、無理して戦ってもまけるぞ』
『でもまっなんとかなるんじゃないっッスか?』
………俺はまだ酔ってるな…絶対酔ってるな。スイ達が完全に喋ってるヨー!!
あ゙あ゙〜〜なんでポケモンの波乗りには酔わないのに船で酔うんだぁ〜!!
『ソウキ!?どうしたんだ!』
『とうしたんスかー!?』
ああ、キモとスイが俺のこと心配してるよ…ああーまだ酔ってるー
「なんでおまえ達が喋ってるように聞こえるんだろうなー?」
『ご、ご主人様…?私達の会話が聞こえるんですか?』
「聞こえてるよ…ヒキ…(泣)」
『なに!?ソウキにはそんな能力が合ったのか!!』
『うわぁ〜おっ凄いッスねーソウキ!』
「……まて、なんでここで俺達会話が成り立ってんだよ」
そうだ、コレは夢だ。酔ってるんだ。スイ達の答えがあっているのはおかしいぞ。
『…?それはご主人様が私達の言葉を完全に理解していると言うことではないですか?』
「マジかぁー!?!?」
そして、俺はこの意味不明な状況のままジム戦に挑んだ。
「へ?ジムリーダーがいない??」
「そうなのよ…トウキ様ってばあるトレーナーに負けて必死で特訓してるのよ…」
困ったね…負けたのが悔しいのは分かるけどジム開けられるのはすごーく困るんですが…(汗)
石の洞窟でダイゴって人に手紙も届けないといけないし…
「ねぇ、大体どこにいるか見当つかないかな?」
「そうねぇ…石の洞窟の近くだと思うわ」
石の洞窟…ハギさんの話だとフラッシュなしで行くのは危険だって言ってたな…でも、行かないとフラッシュ使えないみたいだし…行ってみるか…
「あっ、ありがと。俺そこ行ってみるよ」
「あ、トウキ様がいたらジムに戻ってくるように言っておいてね」
「ああ、分かったよ」
「……ヒキ…」
『なんですか?ご主人様』
クラッ…倒れそうです。真面目に俺はいつの間にはポケモンと話せるようになってしまいました。
ああ、神様…俺が何をしたんでしょうか…これは幸運なのか不幸なのかすら分かりません!!
『あ、あの…ご主人様?何か私のご用ですか?』
「あっご、ごめん…このトウキって人さがしてくれないかな?」
『了解いたしました』
あー…ヒキがーヒキが喋ったー
『いい加減に現実を受け入れたらどうだ?』
……キモに言われたー
『そんな無茶言うなってー普通に考えてこんな事にならないッス普通の人』
「まるで俺が普通の人間じゃないみたいに言うな…スイ」
『いや、だってあの船の酔い方は異常だったッス』
それを言われるとすごーく弱い…だってアレばかりは異常だから!!ああもぉ…ポケモンに滅茶苦茶いわれてるよ俺!!
『ご主人様!トウキと言う方らしき人がいらっしゃいましたよ』
おおー早いなー流石だよなースバメのスピードには本当に目を張るよなー
「よしっ案内してくれ」
ここか…ああ、あの人がトウキさんか…
凄い汗…それだけ負けたのが悔しかったんだろうなぁ…すごいな…ツツジさんも俺に負けて特訓したのかな?
「あのーすみませーん」
「ん?君、誰?」
「えっとぉー…ジムに挑戦に来た者なんですけど…」
「えぇ!?あっゴメン!まずいなーまたどなされるや…ところで君、うちのジム全部制覇した?」
「ええ、制覇したときに言われました」
「そっか、わかったよ。いまからここでバトルにしよう」
まーてーまーてーまーてー、どう考えたってトウキさん疲れてるでしょに…
「でも、トウキさん修行の直後みたいだし…」
申し訳ありませんが、下手に手を抜かれるのは俺は嫌です。きっと親父ゆずりだー嫌だー
「うーん…じゃ、1時間ほどここで待っててくれ!ポケモンのコンデイションの調整と俺の調整にいってくるから!」
「あっはい…わかりましたー」
さて、1時間…今度は俺達のコンディションがだめになりそうだ。
「よーし!バトルを始めようか!ワンリキー!テイクオフッ!!」
ワンリキー ♂ 17レベル 格闘 弱点=エスパー・飛行
「ステージオンッ!ヒキ!!」
なーんて…気取ってみました(笑)
ヒキの翼でうつ。急所にヒットワンリキー気絶でヒキの勝利。
「へぇ〜中々よく育ってるじゃないか!」
自分でびっくり。多分話せるようになったからだ。でも、まだ一日たってないよな?
「でも、俺は負ける気ないよ!マクノシマ!テイクオフッ!」
マクノシマ ♂ レベル18 格闘 弱点=エスパー・飛行
コレは厄介ですな。マクノシタはHPが高いから効果抜群の技でも残るんだよねー
とりあえず、ヒキは引き続きバトルでヨロシク。
ヒキの翼でうつ。約3分の1減らす。
マクノシタの地球投げ。18ダメージ。
ヒキの翼でうつ。残り約3分の1。
マクノシタの叩き落とす。約3分の1。
トウキがいい傷薬を使った。
ヒキの翼でうつ。約3分の1のダメージ。
ソウキ、ポケモンチェンジ。代わりにスイ投入。
マクノシタの叩き落とす。約四分の一。
ヌマクローのマッドショット。急所にあたってマクノシタ気絶。よってヌマクローの勝利。
あーらま…勝ってしまいましたねー
「いやぁ〜君も、強いな!」
「も?」
も、ってなに?前の人もスバメとか使ってたのかね?
「ああ、前に来た奴はラルトスとワカシャモを使うトレーナーでね!強かったし…ってこんな話はどうでもいいか!」
そこまで話されるとすごーく気になりますが、聞かないでおこう…
「ああ、これがうちのジムのバッチ、ナックルバッチだよ」
「ありがとう御座います。」
『やったッスね!ソウキ!』
ありがとうな、やっぱり話せても話せなくても俺のポケモン達は信頼しあってると思う。
うん、いいことだ!
「さて、次は石の洞窟だなっ」
主人公 ソウキ
手持ちポケ ヌマクロー・スイ ジュプトル・キモ スバメ・ヒキ
コメント 彼は船酔いによってポケモンの言葉がわかるようになりました。