パートナー達とも親睦をふかめた所で…一旦ヒワマキを後にして、120番道路にやってまいりました。
どーしても、あの壁の攻略方法がわからないのよねぇ…
なので、気分を一転させてミナモにでも足を運んでみようと思うのですよ。
何かヒントの一つも見つかるかもしれませんしね。後ねぇ…ジムリーダーさんはなんでも
チルタリスとか言うドラゴンタイプのポケモンを使うというじゃないですか…
ライナだけだと心もとないんだよねぇ…なので、飛行タイプといえば!
忘れがちですが、岩タイプ!そんでもって、岩タイプはうちにいるではないですか!ドラちゃんという子が!!
ということで、ドラちゃんのレベルアップも兼ねてミナモへ向いましょーう!
 
意気込んで来たのはいいものの…またかよ!?また見えない壁らしき物体かよ!!
「うぎゃ―!!私にどうしろというのか――ッ!!」
「(ブシュー!)」
「げふっ」(ペッパの水鉄砲いつも通りに直撃)
痛い…ペッパ…もっと優しいツッコミはないんですか…っ!?………それで手加減してるの…?
最 強 だ よ お 前 さ ん … ッ ! !
「あれ?ユイちゃん…?」
……忘れられますか?あの声を…忘れられるわけねぇーだろ…!愛しのあの方のお声を…!
「ダイゴさん!」
口では『さん』って呼んでるけど、心の中じゃ『様』だったりするのよね。
だって御曹司だからねぇ〜。あと、未来のだん…うぎゃあ!!
「いつも通りに手厳しいねペリッパー」
「……ペパッ」
まぁ!ペッパってば私を差し置いてダイゴ様と仲がいいだなんて!最悪よ!……ジョーダンデス。
「短期間で随分と意思の疎通がとれるようになったみたいだね」
「はい!彼女とは確りとした主従関係を保ってます!」
世間一般的に上下逆だけどね。でも、主従関係は出来上がってるのよ。
つか、ダイゴ様…気付いていらっしゃるわね…表情があからさまに苦笑いだわ。
まぁ、素人が見ても私とペッパの主従関係が逆だって言うのは丸わかりだと思うわ。自分で言うことじゃないけど。
「じゃあ、このアイテムを上げても大丈夫かな?」
「??なんですかこれは…?」
「これはデボンスコープと言って姿を隠しているポケモンを見つけることの出来る道具なんだ
 ほら、そこにポケモンが隠れているから使ってごらん?」
………そこ。そこですか。見えない壁らしき物体がある場所ですか…そーか…ポケモンだったか貴様…ッ!
「ペッパ」
「ペパ」
地獄見せたる…。ペッパ様の本気の攻撃を食らうがいい!
 
カクレオン……撃破…?(……生きてるのか…?この子…)
 
「(グッ!)」
「(グッ)」
言葉と種族を超えた意思の疎通だよこれは…なんたかんた言ってペッパも相当この見えない壁には腹を立ててたらしいね。
壮絶だったよ。ペッパの猛攻は…あえて止める気0の私とパートナー達ですが…
心なしかダイゴさんの顔色がよろしくないな…まぁ、これだけのもの見たらねぇ…
「なんというか…凄かったね」
「はい。ペッパの本気ほど恐いものはありませんよ」
「あはは…これはユイちゃんにあげるよ。この辺は悪戯好きのカクレオンが多いからね」
物凄く無理して笑ってらっしゃるよダイゴ様…でも素敵。
「有難う御座います。カクレオンが絶滅しない様にちゃんと見張ってますから」
冗談に聞こえないなこれ…

 

主人公 ユイ
手持ちポケ バシャーモ・チャモ グラエナ・エナ キルリア・ラト ココドラ・ドラ ライボルト・ライナ ペリッパー・ペッパ
コメント いつもと変わらぬ主人公とポケモン達のノリ。それが彼らなりの答え。